京都市伏見区醍醐東大路町35-1 「醐山料理 雨月茶屋 本店」
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地下鉄東西線「醍醐駅」より東へ約700㍍のところ、世界文化遺産「総本山 醍醐寺」境内の、「総門」右手に在る門前茶屋です。
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その前に「醍醐寺」のご紹介を少し。
桜の一大名所として知られるが、金堂や五重塔などの国宝建築をはじめ、密教美術の宝庫としても名高く、醍醐山全体が境内となっている名刹です(写真は951年建立の五重塔)
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再び戻って別棟の「雨月恩賜館」
昭和4年に宮内省より下賜され、京都御所より移築した由緒あるコチラが本館にあたりますが、事前予約無しでは利用不可のため、今回は冒頭の食堂での食事となりました。
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流石に数段見劣りする、何処にでもある内装であり、参拝の際必ず伺うのであれば、事前予約することを強くオススメします。
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お品書き①
旬の京料理と醍醐の山菜を盛り合わせた、寺に伝わる精進料理は「醐山料理」といわれ、それを5つと麺類3つのシンプルな構成です(予約であれば鍋料理等も、準備できます)
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お品書き②
コチラは飲物とデザート類で、お値段は結構コナレテますね。
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「雨月 1,620円」
豊臣家所縁の寺院だけあり、朱色の弁当箱には五七桐紋が施され、なんとも上品な出で立ちです。 その漆器には、八寸と小鉢、刺身コンニャクが行儀よく収まり、胡麻豆腐、温蕎麦、ご飯と品数豊富で「観光地価格」のソレでは無く良心的です。
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八寸はそれぞれの食材の持ち味を、引き立たせるよう穏やかな味付けに押さえてあり、スンナリといただくことが出来、申し分無し! 逆に胡麻豆腐と温蕎麦の出汁はメリハリが効いており、これは全体のコントラストを考慮してあるのでしょうね。
観光地にありがちなぶっ飛んだお値段ではなく、変に格式ばってもなく、気軽に利用できるのは嬉しい限りです。 次回はグリーンチャージでは無く、桜吹雪の節、事前予約の上伺いたいと思います。 そうそう次回は「すもし」も忘れずに!