京都市中京区最上町382-3 「珈琲 二条小屋」 【1804】
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地下鉄「二条城前駅」を下車し出入口①から押小路通に出て西に進み猪熊通に入る。 そのまま二条城を背に三条商店街方向へ下ると、右手に小さな立て看板が目に留まります。
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ふと視線を駐車場奥に移すと、昭和初期からそのまま取り残されたような「小屋」が、ひっそりと佇んでいるではありませんか!
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正面はテイクアウト用の窓口のため、脇を通り入口へと歩を進めます。 まさしく玄関周りも昔のさまであり、一瞬50年ほどタイムスリップしたような感覚を覚えました。
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ワクワクしながらガラス戸を開けると、天井板や梁、柱、土壁がむき出しとなった光景が目に入り、さながら戦後混乱期の闇市のセットを見ているようでしたよ。
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趣を壊さないよう最小限にリブートされた店内は、厨房を囲むようにスタンド式のカウンターが備え付けられ、さらには裸電球の灯りが仄かに辺りを照らし、独特の雰囲気を醸し出しています。
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メニュー表①
ブランド別に浅煎りから深煎りまでセレクトしてあり、こだわりの深さを感じます。
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メニュー表②
珈琲のお供に適したサンドやスイーツ、また夜用のアルコール類もラインナップに加えられています。
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オーダーを通すと、若いマスターが目の前で淹れてくれるのも「二条小屋」流です。
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ビーンズは15㌘前後が通常ですが、此処はほぼ倍の28㌘を使い、お湯を注ぐとモゴモゴとまるで溶岩ドームのように膨れ上がります。
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「グアテマラ(浅) 430円」
これだけのビーンズを使うとエグミが出てもおかしくありませんが、さすがに淹れ手の技術力の高さゆえ、全く感じることはありません。 ホントコクがありながらライトさを兼ね備えたその味わいは、なかなかのものでしたよ。
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「定番 ハムチーズのホットサンド 330円」
温めることによりハムの旨味とチーズが円やかさが際立ち、もちろん珈琲との相性もバッチリで、パクパクッとイキました! 美味い!
その後マスターと珈琲談議に花が咲き、チョイと非日常的なひと時を過ごすことができました。 カウンターを挟んでのやり取りの近さも、このお店を楽しむうえでの重要なファクターといえますね。 ご馳走様! また来ます!