京都市伏見区納屋町110 「お食事処 冨士」 【1078】
近鉄「桃山御陵前」駅または、京阪「伏見桃山」駅より、西に進路を取り「伏見大手筋商店街」のアーケードが途切れる左手、それこそ注意していないとスルーしてしまう位間口の狭い、昭和の香りがプンプンするお食事処です。
この界隈は(伏見地区)さかのぼること桃山時代から城下町として栄え、その名残を残しながら小規模な店舗が多く点在するベッドタウンとして人気が高く、市内でも1番の人口を誇るエリアなんです。
暖簾を潜り店内に入ると、横長になり一番奥に厨房とカウンター席がありますが、カウンター席は物の置き場になっており、座ることが出来ません。 したがっておやじはいつも、手前のテーブル席に陣取ります(収容能力は約10名でしょうか)
メニュー表は無く、壁面の張り紙を見てオーダーします。
お約束通り、各種ラーメン、うどん、丼物が並んでいます。
定食類も結構豊富で、しかもこなれた価格構成です。 中華系が多いのは、ご主人はその道の出身なのかもしれません。
対面に掲げてある本日のおすすめ。
夜営業は「居酒屋」としての側面を持っています。
「焼めし ¥500」
炒飯では無くあくまでも「焼めし」なんですよ、此処は。
但しその実力は定食屋の域を超え、炒飯の域ももちろん軽くオーバーしている一品であり、こんなお店でこれだけのものをと、意外性に満ちておりGOOD!
当然ながら「炎のコントロール」もバッチリで、且つモチモチ感としっとり感も兼ね備えており、ご主人の実力の高さが垣間見える逸品と言えます。
「野菜炒め ¥500」
「炎のコントロール」がしっかり出来ているため、野菜がシャキッ!とし、味付けも絶妙で言うこと無し!
「トンカツ定食 ¥850」
メインのトンカツに、手作りおばんさい2種、味噌汁、丼飯、漬物とボリューミィー且つバラエティーな定食で、これで850円は間違いなく激安です!
おばんさいは食材に合わせ濃淡がつけてあり、一見普通に見える味噌汁も、薄味仕立てに調整してあり「定食屋さん」の域を超えています。
カツはやや肉厚が薄目ではあるが、肉質はマズマズで揚げ方は上々。 のっているデミソースも、安直に既製品を使うのではなく、ひと手間掛けてあるのも好印象です。
今風のコジャレタお店より、やっぱりおやじにはこう言うお店が似合うしホッとします。 しかも料理の品々が、キッチリ主張しており、どれを食べてもはずれが無い。 ホント一人モンにとって、助かるお店ですよ此処は。
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