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車折神社(右京区)

朱色の玉垣と桜の競演が艶やかな、人気のパワースポット。

京都市右京区嵯峨   「車折神社」  (古都探訪 156)



車折神社(くるまざきじんじゃ)は嵐山にほど近い嵯峨朝日町に座し、祭神は平安時代の高名な学者であった清原頼業(きよはらのよりなり)である。



鎌倉時代、後嵯峨天皇が嵐山へ御遊幸の途中、この神社前で牛車の車軸が折れ動けなくなり、その際ここが清原頼業公を祀る社だとわかり、「車折大明神」の神号を送られ、車折神社と呼ばれるようになったという逸話が今に残る。



清原頼業公の学徳の高さから学業成就にあらたかとされるが、近年境内の「芸能神社」に祀られている天宇受売命(あめのうずめのみこと)が注目を浴び、”岩戸隠れ”の故事に基づき芸能・芸術の神として、タレントだけではなく華道や書道、茶道など幅広く芸能・芸術関係者から崇敬を集めている。



そのため境内には、芸に携わる人たちが奉納した、朱色に塗られたおびただしい数の玉垣が並び、贔屓の芸能人の名前を探そうと大挙して参拝者が訪れる。



但し春本番を迎えるこの時期になると、境内に植栽された約15種類、約40本の桜が主役に取って代わる。



中でもひときわ優美な立ち姿で魅了する「溪仙桜(けいせんざくら)」



明治から昭和初期に活躍した日本画家の大家「冨田 溪仙(とみた けいせん)」が奉納した桜で、ちょうど満開を迎えていた。



境内にはこのほか、早咲きの河津桜や寒緋桜、陽光、さらには遅咲きの匂い桜まで、約1か月間楽しむことができる。



染井吉野に先駆け鮮やかなピンク色の大輪をつける陽光も今が最盛期。



レンズを向けていると、ヒヨドリが花の蜜を吸いにきた。

古都の桜は、これから本番を迎える。


          photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ

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