京都市左京区
「霊鑑寺・春の特別公開 2020」 (古都探訪 159)
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霊鑑寺(れいかんじ)は、承応3年(1654)、後水尾(ごみずのお)天皇の皇女・多利宮(たりのみや)を開基として創建され、歴代皇女が住職を務めた尼門跡寺院(写真の表門は、1687年建立)
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別名「谷の御所」と呼ばれた格式と清楚な佇まいを今に伝え、「椿の寺」としても有名(左・書院、中央・本堂 いずれも京都市指定有形文化財)
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通常は非公開で、春の椿と秋の紅葉の時期のみ特別に公開される(東山を借景とした池泉鑑賞式の庭園)
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境内には樹齢300年を超える天然記念物「日光椿(じっこうつばき)」のほか、100種類以上のツバキが我先にと咲き誇る。
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出迎えてくれるのは、玄関袖に凛とした佇まいを見せる「霊鑑寺散椿(れいがんじちりつばき)」
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通常ツバキは花首から落ちるが、これはその名のとおり一枚ずつ、ハラハラと花びらが散る。
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「春曙紅(しゅんしょっこう)」
桃色地に若干底白で八重の抱え咲きとなる、可憐な中輪。
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「白牡丹(はくぼたん)」
透き通るような白い八重が特徴の中輪咲。
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「衣笠(きぬがさ)」
花弁の形状と重なり方が特徴的で、透き通るような美しさを備える。
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「神代椿(じんだいつばき)」
別名「関西秋の山」と称す、桃紅の八重の大輪。
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「大虹(おおにじ)」
紅桃地白斑入り八重の極大輪。 ツバキは散っても絵になる稀有な花であり、その風情が茶花の代表格たる所以か。
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竹に椿。 これだけ色とりどりの花が揃うと華やかさが倍増する。
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フォトジェネリックな花手水鉢は、若い女子を中心に近年注目の的。
春の特別公開は4月5日(日)まで。
photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ