京都市中京区木屋町二条下ル上樵木町494
「プレーゴ籐吉 (PREGO TOKICHI)」 【1773】
地下鉄「京都市役所前駅」を下車し出入り口②より御池通に出て鴨川方向に進み、木屋町通を左折し上る。 その約100㍍先右手に小さなイタリア国旗を見つけたら立ち止まり、路地に入ります。
すーっと奥まで続く寄りつき道。 このはんなりとした京風情がおやじはタマリマセン。
その玄関周りに元旅館だったという面影が残るイタリアンバルが、今回目的のお店なんです。
まず目を奪われるのが厨房を囲むブルータイルで、ランプにぼわっと浮き出るその姿と、時を重ねた階段との対比が「良い味出してるねぇ~」です。
その奥が客間となっており、一面の板張りに鴨川の流れが映り、しっとりとした情緒を醸し出しています。
踵を返し表方向をパチリ。 バルというより若いカップルが集う、カジュアル的雰囲気が勝っていますね。
一番奥には個室も設けられ、鴨川の流れに目を落としながらゆるりと過ごす演出がなされています。
2階からの眺めはさらに壮観であり、特にディナーにはもってこいのロマンチックな空間といえます。
傾斜のある天井に床の間、飾り棚と、やはり2階の方が在りし日の面影を如実に残しています。
もちろん此処も5月から9月末まで、納涼床が楽しめますよ。
メニュー表①
平日限定ですが、お得感満載の1,980円のプチコースがお勧めです。
メニュー表②
カップルならヴィンテージあふれる、2種類のフルコースがベストでしょう。
アフターのコーヒー、エスプレッソはジョージ・クルーニーのCMでおなじみのネスプレッソからチョイスします。
「プランツォ 1,980円」
「契約農家の朝採り野菜のサラダ」
3色のキャロットと香ばしいマスの燻製が眩いサラダで、そのシャキシャキとした食感と爽やかなイチゴのドレッシング、塩味ほど良いマスの三重奏が心地よく、滑り出し上々です。
「カンパーニュ」
しっとりとした生地で小麦本来の旨味を感じつつ、主役を引き立てるよう脇役に徹しています。
「ジャガイモと苺のポタージュ」
春らしいサクラ色のイチゴソースを浮かべたスープで、ジャガイモとイチゴがこんなに相性が良いなんてついぞ知らなんだ。
真ん中で泳いでるのは鴨川のカモをモチーフにした麩で、遊び心満載で思わずニヤリ。
なんとメインのパスタ「野草のサルサヴェルデ」は写真を撮り損ねてしまいガックシ、、、⤵
季節感あふれる菜の花をトッピングしたオイルパスタは全体に切れがあり、まるで鴨川の川辺を吹き抜けるそよ風のようだっただけに、落胆することしきり。
「塩キャラメルのデザート」
甘味を抑えた塩梅の良いデザートは、コースの終演にぴったりでしたよ。
「エンビヴォ・ルンゴ」
木のような香りと力強いコクが特徴的で、ガツーンと舌を刺激するフルボデイの一服でした。 満足!
後でスタッフの方に伺ったのですが、姉妹店が滋賀県栗東市にあり、それで滋賀の農家から旬の野菜を仕入れているんですね(他にも大原から野草を仕入れているそうです) また栗東店も人気店であり、いつ前を通っても駐車場に車があふれています。
そこも時期を見て訪ねてみたいですが、先ずは夏の納涼床と洒落こみたいですねぇ~♪
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