京都市上京区今出川通千本東入般舟院前町141-2
「喫茶とごはん きんたんち」 【1785】
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京福電鉄「北野白梅町駅」を下車し、今出川通を北野の天神さん方向へと進み、一ノ鳥居を左手に仰ぎつつ、さらにほてほてと東を目指し、千本通の交差点を過ぎた約80㍍先左手に佇む、肌色の看板建築が目印の京町家カフェです。
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扉を開ける前ふと目に留まった看板。 モチーフはニャンコ?時計?なんだろな??
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以前は歯医者さんだったというユニークな過去を持つ店内は、なるほどカウンター席は受付で、奥に見えるガラス戸は薬棚と、当時の面影をなんとなく感じます。
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その奥の客間は住居として使われ、診察室は2階にあったそうです。
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これから子どもの「お楽しみ会」でも始まるような、飾りつけやおもちゃが整然と並べてあり、武骨なおやじにはチョイときまりが悪い、むずがゆさを感じましたよ(笑)
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手前の和室。 時を上手に重ねた水屋(箪笥)とちゃぶ台に、古き良き昭和の香りを感じます。
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奥にはちゃんと坪庭も残っており、シンプルながらしっとりとした趣にホロッと心和みました。
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メニュー表。
ランチメニューはシンプルに大盛、小盛の1プレートと、カレーの3種類です。 もちろんカフェタイムのスイーツやドリンクも、別にありますよ。
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「きんたんちプレート おっきいのん 1,180円」
プレートの約1/3を占めるのがお茶碗2杯分(一合)のご飯で、その回りをメインのマイルド豚キムチ、タコのマリネ、副菜のヒジキと切り干し大根の炊いたん、フレッシュ&ポテトサラダが取り囲み、間違いなく大食漢でも泣いて喜ぶ、ド迫力満点のガッツリランチです。
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その出で立ちからして一見粗野にも感じますが、いたってお味はメリハリのついた、愛情たっぷりの品々で、普段茶碗一杯で済むおやじでも、ペロリと平らげてしまいましたよ! 幸せ!
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アフターの珈琲。
コクと酸味の調和のとれたハードな一服で、後味もしつこくなく、淹れ手の技術とビーンズの良さが光ります。
一人で切り盛りされている女店主はとても気さくな方で、場違いな空間に迷い込んだようなおやじを、にこやかにもてなしてくれましたよ。 その包容力がごはんや珈琲にも如実に表れており、ほっこりゆったりひと時を過ごすことができました。 ありがとう!