京都市左京区北白川久保田町57-5
「戸隠流そば打ち処 實徳(みのり)」 【2519】
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京大生でにぎわう百万遍から、今出川通を北白川に向かって約900㍍東進した左手につつましく佇む、適度な鄙びた感が郷愁を誘う、戸隠流(とがくしりゅう)手打ち蕎麦処です。
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戸隠の山村をイメージしたかのような古民家風の温かな店内には、ミスマッチといえるサーフボート等趣味性の強いアイテムが飾られ、独特の空気感が流れるも居心地よし。
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また備え付けのテーブルと椅子は、店主自ら戸隠産の材を取り寄せ自作したものという、拘りよう。
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先ずは関西圏では比較的なじみの薄い戸隠そばについて、少々蘊蓄をば。
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戸隠そばは一般に、長野県長野市戸隠(旧戸隠村)の蕎麦を指し、岩手県のわんこそば、島根県の出雲そばと共に、日本三大そばの一つとされます。
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その最大の特徴は、挽きぐるみ(ソバの甘皮を取らずに挽く)の蕎麦粉を使用することで、おやじが打つ出雲そばもコレにあたります。
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他にも延し、水切り、盛り付け方法に笊の種類等々、広義でも10以上の流儀が存在するんですよ✌
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やはりそのあたりを広めたいのでしょう、”こぼれ話”として数ページにわたり綴られ、ウエイティング中も飽きません。
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そば茶に時々そばかりんとうをつまみつつ、(・_・D フムフム📖
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「大十割(7ぼっち) 1,280円」
独特の盛り付け”ぼっち盛り”がひと際目を惹き、辛味大根はあれども海苔は無し、水もほとんど切らずと、典型的な戸隠そばにテンションアッ~プ❣❣ 👍
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しなやかなのど越しの良い細麺は香りも高くキレもあり、大盛りといえどもあっという間に完食! 美味い! 😋😋😋
これほど本格的な戸隠そばがいただける処は、京都ではあまり見掛ず、貴重な存在といえるでしょう。 また今回は試しませんでしたが、追加でクルミをつゆに入れると、いかにも信州らしい、深みのある味わいになるんですよ。 是非!
☆付近のお出かけスポット・銀閣寺、吉田神社