握りこぶしでファイト!

認知症の母との生活を中心に、日々のよしなし事を書きます。

「高畑勲」展

2021-07-02 22:09:00 | 日記
母は昨日からショートステイ(2泊3日)で不在。
主治医の勧めもあり月に一度、施設にお世話になっている。
その間に家族は心身のリフレッシュを図ることが出来て有難い。

今回は、福岡市美術館で開催中の「高畑勲」に昨日行ってきた。
美術館は、水と緑に恵まれた「大濠公園」の中にある。

高畑勲さんは、1960年代から日本のアニメ界を牽引、宮崎駿さんと
スタジオジブリを設立、数々の名作を生み出したことで知られる。

テレビアニメでは「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」
「赤毛のアン」などの演出、監督を務めている。
最近亡くなった小林亜星さんが主題歌を作曲した「狼少年ケン」の
演出にも関わっていて、関連した展示もあった。

映画では監督をした「火垂るの墓」(野坂昭如原作)を忘れてはならないと思う。
作中に出ていたサクマ式ドロップスは、現在もamazonで買うことが出来るようだ。
「ジャリン子チエ」「平成狸合戦ぽんぽこ」や遺作となった「かぐや姫の物語」もある。
これらの展示品も充実していた。

それぞれの作品に関連して、本人直筆の制作ノートや絵コンテなどの未公開資料も
紹介されている。
また、スタッフとのやり取りメモや、「アルプスの少女ハイジ」を制作する前の
ロケハン(宮崎駿も同行)の様子(写真)など、貴重な資料も。

2時間あまりであったが、日本が誇るアニメーション芸術の巨匠「高畑勲」の世界に
浸ることが出来た。
会期は今月18日まで、近隣の方にはお勧めしたいと思った次第である。


大濠公園を美術館へ向かう



美術館到着


玄関外にある彫刻「南瓜」
ー草間彌生が初めて手がけた野外彫刻作品


2階ロビーにある、小錦をモデルにした彫刻
ー標題は「Nippon Cha Cha Cha」だそうです。


いよいよ展示会へ
ー会場内は撮影禁止であります。