握りこぶしでファイト!

認知症の母との生活を中心に、日々のよしなし事を書きます。

介護にはメリハリが大事

2021-07-28 00:46:37 | 日記


今朝もまた5時半頃、母親に起こされる。

母が寝入ったところで、ベランダに出ると雲ひとつない快晴で、
東の空は陽光を映す雲がなくて、地味な“朝焼け”であった。
振り返って西の空を見上げると、うっすらと有明の月が見える。
プランターで育てているバジルに水遣りをしてから、二度寝、いや三度寝した。

96歳の母を在宅で介護しているのだが、連れ合いと2人がかりで世話をしているとは言え、
「アルツハイマー型認知症」が進行していて中々手強い。
在宅介護は、基本的に年中無休24時間体制での対応を迫られることから、必然的に
ストレスが溜まってしまう。

ストレスだらけの日々であるが、かろうじて穏やかに(?)在宅での介護を続けられて
いるのは、介護のプロであるケアマネージャーから聞いた次の一言だった。

介護ストレスを解消する方法として有効なのはー
「自分(介護者)の生活を介護のために100%費やさないことだ」。
具体的には、デイサービスやショートステイなど短期に施設にお世話になっている時間は、
趣味や買い物など自分のために使うこと。
つまり、メリハリをつけてオフの時は「自由に遊びなはれ」ということである。

また、主治医からも「介護者優先で考えた方が長続きする」とも言われた。

以来、スポーツクラブ、映画、野球観戦、乗馬等々を楽しみながらの介護生活。
母が施設に行っていない時も、連れ合いと交代で出かけることも多い。


ー今年の「鷹の祭典」ヤフオクドーム第1戦


ー石川県能登半島の千里浜にて

気分転換をした後は、自分が楽しんで来たという負い目(?)からか、
母親への接し方が普段よりもずっと優しいのである。

旅行に行った時、”お土産を買わねば“という心理と同じかもしれない。