握りこぶしでファイト!

認知症の母との生活を中心に、日々のよしなし事を書きます。

こんな時、、

2021-07-25 14:53:43 | 日記
今日は朝焼け(5:11)が綺麗だった。

今朝も、母から「家族コール」経由で5時過ぎに起こされた。1回目は2時前で、今晩2回目。
トイレに付き添い、水分補給をさせてベッドに戻ったことを確認すると、空が白んで来ていた。

毎日のことで、大変だけど、"母が生きていてくれるから"こその苦労だと思っている。


先月、通っているスポーツジムの仲間が急逝した。「新型コロナ」に感染し、あっという間に逝ってしまった。

5月半ばに、入院中だと聞いてはいたが、
その時は、持病の腰痛が悪化したのかなと思っていた。
6月3日に突然の訃報。

70代ではあったが、まだ現役で仕事をしていて、合間にジムのプールで泳いでいた。若い時はラグビーで全国大会にも出場した経歴も。

ロッカーで挨拶するうちに親しくなり、定期的に4、5人の仲間と飲み会をする様になって5年を超えていた。

これまで、身近にコロナに感染した人はなく、ましてや日々顔を合わせる人が命を落とすなんて、思いもやらない出来事であった。

日々、ニュースで「感染者数」とともに、「死者数」「重症者数」が報道される。

その時、我々は、本人はもちろん当事者(家族、医療関係者など)について、思いを致すことなく、"他人事"のように聞き流していなかったか、そんなことを考えさせられた出来事でもあった。

オリンピックをめぐって、「"こんな"だから、国民の皆さんに勇気と感動を与えたい」というお偉いさん、「始まったからには頑張って欲しい」という若者達の声などがあるようだ。

うん、それもまったく分からない訳ではない、言葉の上では。

母に1日でも長生きしてほしいと思って日々を過ごしている身である。
そして仲間を亡くしたばかりである。
組織委員会関係者の"感染者数は想定内"とも受け取れるような発言などには、まったく納得いかない。

高齢者施設の「クラスター発生」のニュースにも、戦々恐々としている。
どこの施設?犠牲者は?デイサービスやショートステイはお休みなのか?

"こんな時"とは何なのか、やるべきことは何なのか。
少なくとも、今の私にはオリンピックでは勇気も感動はもらえない。

来週、残された4人で、亡くなった仲間の「お別れ会」をささやかにやる予定である。もちろん、感染対策をして。



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