私のゆめ

初めから福祉の仕事をしたかったわけじゃなかった。

看護の道に進めなかったから
社会福祉の道に進んだ…。

大学の教授の紹介で、ＭＳＷとして就職したけど、
患者が置き去りにされていく世界をどうにかできる気がしなくて
すぐ辞めたあと

大学病院で、１日に何百人を「さばく」
受付事務を経験してから

ＭＳＷの仕事に戻った。

でも。。

たくさん外に出してもらうようになっているうちに、
そこの一番エラい人と仕事しているうちに、
「福祉」の世界が嫌になってきてしまった。

ひとは、施設や病院で生きてるんじゃない。
施設や病院の職員とだけ、生きてるんじゃない。

限られた世界でしか生きられない人間にしちゃいけない。


子どもの頃、障がいのある子が
どうして仲間はずれにされたり、いじめられるのか
わからなかった。

大学生の頃、実習に行って
どうして施設で暮らす子どもは、
こんなに時代遅れにならなくちゃいけないのかと思った。
大都会の施設でもいろんな限界があって、
めいっぱいやることやっても…
そうなっている現実もみてきたけど。

こんな世界、ちっともノーマルじゃない。

だから私は、誰もが当たり前に暮らせる世の中にしていきたい。
そう思うようになった。

病院を出るときに障がいが残ったけど、障害者の施設なら安心して暮らせる…
そんなの当たり前。
でも、ミケルセンが言ったことはそういうことじゃない。
（突然のミケルセン登場☆）

もとの暮らしができるための環境を、社会が用意すべき。
施設でしか安心してくらせないのは、そういう社会だから。

障がいのある状態になった人が、何で、
ちっともノーマルじゃない社会に近づこうとしなくちゃいけないの？
そこに戻れなかったら、今までの生活を捨てなくちゃいけないなんて
おかしいでしょ？
社会的な自由が奪われるのは
悔しくて…悲しいことでしょ…


誰かのため　じゃない。
自分のため　でもあるし、誰もが生きやすくなるため。
ユニバーサルデザイン…

それが本当にノーマルな世の中だと、私は思ってる。

だから、

もっともっと自由に、誰でも街を歩き回れる世の中になってほしくて

最後の異色な転職をしました。

私ひとりの力は小さくても、少しずつでも大きな力になればと…。
何年かかっても、達成したい目標もありました。

最後の夢。




夢をみるだけのために…

私は社会福祉士になったのでしょうか


一生懸命　生きてきたけど

自分の人生に疲れました