2020年8月31日現在の国内の15観測地点の日平均気温統計
2020年の年換算平年偏差 +1.12 ℃ 平年値換算歴代順位 1位
2020年の年換算対前年偏差 +0.30 ℃ 前年値換算歴代順位 1位
前365日間の平年偏差 +0.98 ℃ 前365日間平均歴代順位 1位
単純平均の365日移動平均 15.289 ℃
2020年3月7日の極小値15.206 ℃を0.083 ℃上回る
2020年4月4日の極大値15.326 ℃を0.037 ℃下回る
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昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は+0.39℃で平年並みだった。統計上は23日連続のプラス偏差である。
15地点中9地点で日平均気温が平年比プラス、5地点でマイナス、石垣島は平年値だった。北海道の3観測点の日平均気温は平年比で大幅なマイナスで、網走の日平均気温は平年比ー4.1℃、根室と寿都は同-3.5℃の大幅なマイナス偏差だった。
一方で多度津の日平均気温は平年比+3.8℃、彦根は同+3.2℃の大幅なプラス偏差だった。
北日本の気温は、これまでの異常高温から一気に低温へと変化した。この数年の気温を上回るものから、この数年に見られない低温となった。一方で、西日本の気温は依然として高い状態が継続した。
関東の気温も降水が始まった午後から高温状態が収まり、夜間には高温はすっかり収まった。本日も久しぶりにこれまでの高温から解放されている。現在も、空は雲に覆われ、気温の上昇は抑えられている。
日本近海の海面水温の上昇は継続しており、北緯40度、東経145度付近を中心に、平年比+5℃の水域が現れてきた。日本海も平年比+3℃の水域が広がっている。今後、北日本の気温がこのまま低くなるとは考えにくい状況となっている。一方で、台風第9号が通過した海域の海面水温は若干低下した。
台風第10号は日曜日に四国に上陸する可能性が大きくなっているようだ。