2021年7月19日現在の年平均気温推計
2019年12月7日の極小値14.988 ℃を0.127 ℃上回る 2020年4月4日の極大値15.326 ℃を0.211 ℃下回る (予測値 平年比 +0.25 ~ +0.46 ℃ 歴代順位 (6~12位) =========================== |
昨日の15地点の日平均気温の平年偏差の平均は+2.81℃で19日連続のプラス偏差となった。15地点中12地点で日平均気温が平年比プラス、2地点でマイナス、名瀬は平年値だった。根室の日平均気温は平年比+8.5℃、網走は同+5.9℃、山形は同+5.7℃、寿都は同+5.6℃で、北海道と東北の気温が高かった。これは一昨日と同じ傾向である。マイナス偏差幅最大の観測点は宮崎で、平年比-1.5℃だった。
気象庁の観測点の中の767で真夏日、117で猛暑日で、この数はいずれもこの夏最多だった。
連日の高温により、15地点の気温から計算している日本の気温水準は上昇を続けている、今後昨年並みの気温となることを仮定して計算した本年の年平均気温は、過去最高だった昨年の値と並び、歴代1位の水準となった。今後、単独1位の水準にまで上昇するだろう。
グラフを見る。
年平均気温の推定順位の推移のグラフは、
年初は気温水準が低かったが、その後上昇を続けた。昨年値基準では、7月初めまでかろうじて年初推定順位の範囲に入っていたが、現在年末には1位で一致している。推定範囲は、過去100年の統計値から推定される気温の上下変動から求めている。この数年は前年並みの高い気温水準が継続し、過去30年の統計値である平年値が気温推定値としては用をなさない状態となっている。
夏の平年並みの気温は高くて危険だという議論があるが、平年値とはそもそも気温を予想する際に第1推定値として用いられるものである。この数年は平年を上回る気温を推定した方が実況値に近いことの方が多くなっている。