時々眺める富士山

側頭動脈炎に相当する病名の略語はGCA

リウマチ性多発筋痛症で最も恐ろしい合併症は側頭動脈炎だ。側頭部の動脈に炎症が発生し、血流が妨げられ、特に目の血流が妨げられることから、突然視力を失い、視力回復の見込みがないという恐ろしい病気だ。

英語では、Giant Cell Arteritis(巨細胞性動脈炎)で略語はGCAとなる。

巨細胞性動脈炎は、側頭部以外の動脈にも炎症が生じる場合もあるが、もっぱら頭部の動脈、それも、こめかみ部の動脈に発生する。このことからGCAは、別名Temporal arteritis(側頭動脈炎)と呼ばれ、この場合の略語はTAである。日本では、側頭動脈炎の名前の方が多く使われているようだ。

リウマチ性多発筋痛症(PMR)患者の5~15%がGCAを発症し、GCA患者の約50%がPMRを発症しているという。

GCAの兆候は、普段と異なる頭痛であるが、こめかみ部の血管の浮き上がりが肉眼で分かる。そう言われて自分のこめかみをみると、こめかみ部の血管が少し浮きあがっている。風呂上がりなどでは、浮き上がりが目立つ。軽い兆候が生じている可能性がある。

気にすると気になってしまう。プレドニンの副作用より失明の方が怖いので、しっかり服用を続けるべきだと思う。一旦GCAと分かったら、炎症を抑えるためには、プレドニンを日量60mgに増量する必要があるという。
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