samurai7の舞台を見に青山劇場へ

　行ってきました!!　青山劇場はsamurai7の舞台へ!!　もう、最高に楽しかった!!
　…自慢ではないですが、人生で二度目の観劇です。
　映画館にも行かない人間が生の舞台なんて見に行くわけがない。私が重い腰を上げたのも全てsamurai7という演目のせいです…。
　前に見た舞台はただ役者が出てるだけの実にしょぼい劇で全然おもしろくなく、そのせいで全く演劇に興味が持てなかったのですが、samurai7は凄かった。最初から最後までハイスピード・ハイテンション&お笑い（←）!!　仕掛けもあるし、見てるこっちが疲れるくらいなので、演じてる役者さんの疲労はどれくらいでしょう。トークショーで役者さんが「１日２回やるもんじゃない」と漏らしてましたが、私もそう思います。それぐらいノンストップでした。
　なんといっても私にはカンベエ様役の加藤雅也さんですよ。もうアニメからそのまま抜け出てきたような姿に終始釘付け　カンベエ様の持つ男の色気とフェロモンがそのまま加藤さんからも盛大に溢れ出てて鼻血噴きそうでした。声も良かった。腰にガツンとくる美声で「このメシおろそかには喰わんぞ」の名台詞が聞けるとは…ああ、ありがたやありがたや　…少々性格が軽くなった感はありましたが（1.2.3"フォー!!"って…。だからハードゲイは…）…。殺陣も若い役者には負けてませんでしたよー。さすがの貫禄です。眼福でした　これだけで体調悪いのを押して出かけた甲斐がありました。
　初めてお名前をきいたにもかかわらず、もの凄く良かったのがシチロージ役の磯貝龍虎さんとヘイハチ役の市瀬秀和さん。特に磯貝さんの槍の殺陣は、長身を生かして長い槍を振り回すのでそれはそれは迫力がありました。立ち居振る舞いも女衒のシチロージらしい艶っぽさが滲み出ておりました。…３本髷はなかったですが。実は密かに期待してたんですけど…　カンベエ様との再会シーンはドキドキしましたよ。長身の二人が並ぶと見栄えがしてカッコいいんですもの。私『腐』は全然ないんですけどね　ヘイハチもよかった。ショートだけど機敏なヘイハチの個性的な動きが印象的でした。足の運びがとてもキレイで、ただものじゃない感じがしました。てるてる坊主も可愛い。あと、声の感じがアニメの声優さんとよく似てたので、全く違和感がありませんでした。
　やはり忘れてはいけないのがキュウゾウ役の中河内雅貴さんです。舞うように優雅な剣技という条件にパーフェクトマッチしておりました。喋りすぎなのはいただけませんでしたが、それを補って余りある華麗な殺陣とダンスで、お金を稼ぐプロの殺陣ってこういうものなんだな、ということをまざまざと見せつけてくださいました。個人的にはもっともっともっと加藤カンベエ様とチャンバラして欲しかった…くっ…　それだけが心残りです。
　多分、一番人気のカツシロウ役の馬場徹さん。…カツシロウってもっと弱っちいのに、凄く強いカッちゃんでどうしようかと思いましたが…。まあ、これはこれでいいんじゃないかと…。そうだ!　カツシロウ描かなきゃ!!　リクエスト来てるんだった!!　…しかもアメリカ人から…忘れてた…。
　基本的にはアニメのストーリーに沿ってるんですが、あまりにパッパッと場面が変わるので慣れてない私にはついていくのが精一杯。これが舞台の持つ臨場感というヤツなんでしょうね　大変勉強になりました　欲を言えば、音楽はアニメ版も使って欲しかったです。素晴らしい楽曲なので。
　あと、殺陣を見てて思ったのですが、人間てこんなに美しい動きができるんだなーと思いました。しなやかで鍛え抜かれたプロの動きっていうんでしょうか。出演者全員、体のコリとは無縁そうですし。つか、コッてたら動けませんよね。羨ましい限りです…。久しぶりの爆音に体中の細胞が活性化されたような気がして、一気に体調も良くなりましたよ。爆音は私にとってのカンフル剤ですね。また爆音系ライブ通おうかしら？
　あ、そうそう。最後にウキョウがキモかったです…。いや、もともとキモいキャラなんだけど、キモさ250%増大させてた俳優さんは秀逸だと思いました…。うん、夢に出そうなキモさでした。
　というわけでもう一回行くことに決定。チケットゲットしました　今度は落ち着いて見れると思うし、もっと大声で「カンベエ様ー!!!!!!」って叫びたいです