わんこ預かり日記。

保護犬をお預かりしています。1頭でも幸せに☆

ライチが戻ってくる訳。私が大丈夫な訳。

2011-10-26 | 41-44マツ♂、有里美、しゅん、ライチ

ライチ。

柴オスと思われる子。

首輪が付いたまま放浪の末、捕獲。

獣医さんと確認したところ1歳未満でもないし、かといって5歳までいかないだろう。

3歳よりもちょっと若いかな~という想定のもと、推定2歳。

そんなライチ。

我が家には8月上旬にやってきました。

処分センターから来たらまず最初にやることは「シャンプー」

ライチ、シャンプーはやらせてくれます。

気持ちよさそうにしてくれます。

ちょっと逃げ回るけど、きっとタラタラやってるとあきちゃうのね。

手早くしっかり済ませます。

預かった時に最初にすること「お座りできる?」「マテは?」「オテ、オカワリは?」

ライチ、全部できました。

まー!なんて素敵!

ルっクスもいいし、なんでもできるし、これは譲渡向きで早くいなくなっちゃうな~!

そう思っていました。

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お水をあげて、カリカリフードをあげて、よしよしおりこうさん。

もんくも言わず順調です。

でもね、柴♂だからね、『フード食べてるところに手を出さない』

そして、いざお散歩へ。。。

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当然のことながら、よそのわんこには興味を示すものの、興奮し、

猫を見れば追いかけようとし、「まあこんなものよね」と思わせる歩き方。

この時、土の多いグランドに行ってあげようとしたら

すごく嫌がりました。

今でも苦手みたい。野球の音、テニスの音、花火の音。

野球はキャッチボールの音も苦手で全力で行く手を阻止します。

つっぱって嫌がります。

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20分くらい近所の住宅街を散歩し、自宅に戻りました。

我が家は2階なので外階段を上がります。

階段を上がれる子には最初の1週間は抱っこしないのが私流。

わんこも知らない人に抱っこされたらびっくりしちゃう子いるし。

そう思って今までやってきました。

ライチもそう。

そして玄関を通り、足ふきも免除し、廊下を通り隔離部屋の洗面所まで連れて行ったとき、

ものすごく威嚇吠えをしたんです。

(隔離はセンターからでて2週間、どの子にもします)

『ん??んんん???私、何か悪いことした??』

思わず首をひねってしまう。

ごはんを持っていけば、唸らないけど、ただ近寄るだけは吠える、威嚇する。

噛みつく勢い。

たぶん、ちょっとまごつくと噛まれたでしょう。

あとにこれが「柴気質」だと納得しました。

ライチにとって私は初めて会う人。

威嚇しておかないと、吠えて追い払わないと、と

この部屋に入れられて、次は何をするんだよ!!そういうような顔をして、ものすごく吠えてくる。

ライチの本能が、過去の経験がそうさせていることに気付いた私。

とっさに「あ、こういう子には『噛まれちゃいけない。』」

噛まれてしまうと触ることが『怖く』なってしまう。

過去、ほかのわんこに噛まれたことのある経験が思い出されました。

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ライチには今まで何軒かお問い合わせを頂き、

ご希望も頂き、2軒のおうちに行きました。

でも帰ってきてしまいました。

上記にあった、威嚇、唸り、噛み、これが

今まで柴犬を飼ったことのない方からしたら

驚きのほうが大きかったのでしょう。

実際、2軒目のご家庭では噛んでしまい、

引き取り依頼があったので

即引き取らせていただきました。


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ではなぜ私が噛まれないのか?

私も過去にいろんな柴を預かっていますが、

ライチはなかなかのものです。

過去に「ご飯を食べ終わると必ず本気噛みにくる」犬を預かったこともあります。

噛まれたら怖い、唸られると結構ドキっとします。

これは、私も一緒です。

だから噛まれないようにする。

回避する。

ライチは本能で生きています。

だから私は、ライチと知恵で向き合います。

未来のいぬ親さまにも知恵でライチと向き合っていただきたいと思います。

知恵で向き合うと、こんなに面白い犬はいませんよ^^

だってね、『あ~、こうしたらこう怒るのね、じゃあ次はあーしてみよう』そういう感じで

向き合える方が、ライチと暮らす楽しさを感じることができます。

忠誠心たっぷりのかわいい柴♂ライチなんですよ^^





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