花、昆虫、風景など

日常感じる季節の諸々を、花、昆虫、風景などを通じてアップしていきたいと思います。

外国人労働者考

2018年11月23日 | Weblog
帰国する実習生

11月2日阪南市に行く南海電車の車中最後尾の車両に大きなキャリーバッグをいくつも持った大勢の外国人が乗っていたので一つ前の乗車口から入りキャリーバッグを持っている人の間が少し空いていたので入らせてもらいました。

左側にいた若い人に話しかけたのですが中国天津からの留学生で5年の滞在期間が過ぎるので帰国すると言う話でした。

大きなキャリーバッグ2つと小さなバッグを持っていましたが日本で働いた5年間の全てだと言っていました。

携帯は解約しているので音楽を聴いていたと言うことでした。

フィギュアを作っていたと言うことで学校には50万円程度の3Dプリンターがあり、それで勉強したと言うことですがスキャナのことは知りませんでした。

専門学校の教育程度は余り高いとは思えませんでしたが実際にフィギュアを作るのには不自由がなかったと言うことです。

中国に帰ると給料は一気に下がると言うことでしたが日本は物価が高かったので生活で一杯一杯だったと言っていました。

日本国内旅行もできずアルバイトで凌いでいたと言っていました。

もしかしたら日本に余りいい印象は持っていなかったかもしれません。

飛行機には荷物に重量制限があるよと言ったら、その時は仕方ないからいらないものから捨てて行くと言っていました。

中国では北京が近いから摩天楼の方を見るが余りにも生活レベルが違いすぎて手が届かないと言うことでした。

18歳の時日本にきて今24歳だがこれからの展望が見えないと言っていました。

この問題は難しいですね。

話を聞いて希望を持って日本にはきたものの現実はそう甘くないことを実感したと言うことです。

日本に来て買い物だけして何度も往復して金儲けをしている人も知っているが自分はそう言うことはできないとも言っていました。

人間背に腹は変えられないと考える人、何をしてでも生き残ろうと考える人、悪いことをしてでも生きて行く人など色々あります。

善良な人が生き残れない社会ってやはりどこか間違っているような気がしました。

ちょっと複雑な気持ちになりましたね。