2021/12/16、財務省による書類改竄事件が財務省が非を認めて終了との報道あり。また、国土交通省が建設統計を改竄していたとの報道もあった。財務省による書類改竄事件は裁判が継続すれば関係者への尋問やさらなる書類の提出が求められることが予測されるが、臭いものがいろいろと出てくるより事前に蓋をしたいのだという解説が多く出ているがおそらくそれが正しいのであろう。
中国の官僚組織は民主的でないとか中国の統計は信頼できないなどといってバカにするよな言辞も多かった。しかしこの財務省による書類改竄事件で明らかになったように、日本政府の公文書は公になると都合が悪いものは決済後であっても改竄されるという事実や国交省で重要統計資料が改竄されるという事実を考え合わせれば、日本の官僚組織もまた似たようなもので中国の官僚組織をバカにできるようなものではないということが分かる。
2021/12/15には1人あたりGDPが2027年に日韓逆転すると日経センターにての予測が出たとの報道もあった。この予測が本当に当たるのか、また一人当たりのGDPが個人の幸福を表すのかなどといろいろと言うことは可能だが、上記2点のような日本官僚組織の一種の”劣化”のようなことは近ごろになって始まったことではないということをも考え合わせれば、今、官僚の綱紀粛正を言ってみたり日本人の奮起を言ってみたりしても詮無きことだろう。
沢田研二の古い歌のフレーズでも思い出してみるのが一番よいと思う。
”時の過行くままにこの身をまかせ、落ちてゆくのも幸せだよと”
..............しかし、古い歌だな..........................。
沢田研二かよ..................。