去年今年貫く棒のごときもの 高浜虚子
毎年、大晦日になると、紅白歌合戦や、「ゆく年くる年」ということばがあちこちで聞かれる。年が明ければ、年賀状を受け取ったり、書いたり、年始の挨拶に行ったりということが毎年恒例の行事だし、自分もそうしてきた。
だが、そのたびに思うのはこの俳句だ。一年の区切りなんてあるようでないもの。去年はこうだったが、今年は何々をなどと考えるより、自分の一生を貫くものがある。それを大事にしたいと思う。高浜虚子の意図はそういうものとは違うかもしれないが、私は私なりに勝手に解釈してこの俳句を大事にしている。
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