ジョークカフェ!開心笑話!

中国笑話の翻訳を中心に落語やなぞなぞ、時々日記を書いています。ジョークをネタに一休みできるサイトを目指します!

お題「好きなお祭りはありますか」

2016-07-25 | お題

最近見に行った祭りは厚木の「七夕まつり」と自由が丘の「女神祭り」だ。大きな祭りは疲れるから、あまり行かない。昔よく行った祭りで記憶に残るのは「小倉祇園祭り」。

映画「無法松の一生」で有名だ。人力車夫松五郎(無法松)が飛び込みで太鼓をたたく姿は映画を見た人の心に残る。原作は『富島松五郎伝』。中で、松五郎が軍人の寡婦に惚れるが、ひそかに隠したまま亡くなるという話だ。

太鼓は両面打ちで、打ち方にはいろいろあり、その太鼓の叩き方が審査されるのだ。優勝するのはどこか、みんなで競演する。だから、7月に入ると、みな練習を始める。小倉の各地で太鼓の音が鳴り響きだす。仕事をしているものもみなその音に、いよいよ祭りが近づいてきたと自覚するとともに、思わず、体が動き出す。

そういえば、松本清張の小説にも出てくる。「黒地の絵」だ。城野キャンプにいた黒人兵士たちが祇園太鼓の音に、心が騒ぎ、脱走して、民家を襲ったという実際の事件を取り扱った小説。それほど太鼓の音には人々の心を動かす力がある。

また行きたいものだが、今は遠い昔の記憶の中にある。それもいい。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿