明君と聡君はとても近い親戚で、同じクラスで勉強していた。お兄ちゃんの明君はよく勉強していたが、弟の聡君は遊びが大好きで、宿題はいつも明君のを写していた。それで、先生はいつも彼をしかっていたが、聡君は何かしらの理由をつけて、弁解していた。
ある時、先生は子供たちに作文の宿題を出した。題は『私のお母さん』というものだった。
次の日の授業の時、みんな宿題の作文を出した。先生はみんなの作文を見た後、聡君を呼んで言った。
「君の作文は、どうしてまた明君とまったくいっしょなの?」
聡君が言った。
「だって、ぼくらのお母さんは一人だよ。違うのは書けないよ?」
《中国笑話・謎語50選》
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