デンゼルワシントン、イーサンホーク主演のトレーニング・デイを観た。
やはり、悪党には悪党の末路がまっている。
デンゼルワシントンが演じたアロンゾと言う悪徳刑事。
最初から胡散臭かったが、結局悪党で信用出来ないやつだった。
この映画は、たった一日の出来事を描いた映画で、新人刑事役のイーサンホークが、デンゼルワシントン演じるアロンゾについて色々教わるみたいな話だったが、後半からはアロンゾがイーサンホーク演じるジェイクを自分の取引の為に利用するといった内容だ。
初めて会ったその日に、その人間の本質を見極めるのは無理だと思う。
ある先生が、“自分は10年付き合って、見極めた人でないと信用しない”と言っていたが、これまで生きてきて、その言葉の意味がわかる気がする。
基本、自分はバカだから人を信用する。
信じた通りの人もいれば、そうでなかった人もいる。
一番その人と成りがわかるのは、一緒に仕事や何かをしたときだ。
責任感があるのかないのか、きちんとやる人なのか、面倒な事に立ち向かうのか逃げるのか、
また、日常でも、最低限の礼儀をしっているのか、筋を通す人なのか、
信じた通りの人でも、何があったのか、途中から狂ってしまった人もいた。
それが元からの本質だったのかも知れないし、そうじゃないのかも知れないが…
ダメな人だとみかぎった人間も少なからずいた。
それでも、自分は人を信じたい。
ダメならダメでみかぎるしかない。
人生、折り返し地点を回り、まだまだ魑魅魍魎が跋扈する世の中を生きていかなければならないが、世の中、魑魅魍魎ばかりじゃない。
むしろ、いい人間の方が多いと思っている。
そんな事を考えさせられる映画だった。