やっと、ノーサイドゲームを最終回まで観る事が出来た。
面白かった。
ラストで君島が、“今の世の中は、理不尽がまかり通る”と言っていた。
その理不尽に飲み込まれれば、理不尽に負けてしまう。
自分の記憶の中で、“こんな理不尽があるのか⁉️”
と思ったのが、中学二年の時の北総大会の団体戦だった。
自分の通っていた中学の柔道部は、決して強くはなかった。
そんな柔道部が、何を血迷ったか、東総より段違いにレベルの高い北総大会に出場したのである。
まあ、顧問の先生の意向だったんだけど❗️笑っ
そーいや、小見川中学にも練習に行ったけど、中学生で黒帯ばかりで、何でこんなとこ来ちゃったんだ⁉️って感じだった❗️
語弊を恐れずに言えば、当時は今の黒帯大安売りと違い、中学で黒帯を取れるのは、本当に強い人だけだった。
話しがそれたが、北総大会団体戦、自分は先鋒として出場した。
試合開始で、相手を見たら⁉️
ぬ、ぬりかべ⁉️( ; ゜Д゜)
ってくらい、ばかでかいやつだった。
自分は当時最軽量級の55キロ以下級。
こんなぬりかべに勝てるわけないぢゃん❗️
と、びっくりする理不尽にぶち当たった。
さっさと投げられて負けよう。
正直、そう思った。
自分も中学生、まだ若かった。
始め❗️でどう動いたかまでは覚えていないが、投げられた❗️
あー、終わった…
と、安心したら⁉️
待て❗️で場外❗️の宣告(^-^;
え⁉️場外⁉️終わりじゃねーの⁉️
と、思ったんだけど、一回投げられてふっ切れたのか、
どうせやるんなら、やれるだけやってやろう‼️
って気持ちが湧いてきて、クサっていったのを今でもハッキリと覚えている。
そして、クサッた結果、潰されて抑え込まれて、めっちゃ❗️苦しかったのも覚えている。
苦しくて苦しくて…
参ったしようかと考えたが、絞め技でなく、抑え込みで参ったするのも恥ずかしいので30秒間我慢したのもまた、ちっぽけだけども意地だった(^-^;
結果、負けはしたが、最初こそ理不尽に飲み込まれてしまったが、途中からは抗う事が出来て、清々しい気分だった。
あれが理不尽と戦った原点かなぁ、とノーサイドゲームのラストを観ながらぼんやりと考えていた。
人生、上手くいかないことの方が八割、だと思っている。
台風15号の被害を受けた今もそう。
だからこそ、勇気をもって巨大な壁に立ち向かったあの時の原点に戻り、今を戦おうと思う。