武道の世界には、“修行を三年遅らせても、よい師を探せ”
と言う言葉があります。
早く修行を始めるよりも、修行を遅らせてでも、よい師に巡り会う方が大切、と言う意味です。
自分は、中学時代に柔道部に入り、柔道を始めました。
そして、高校でも柔道を続けました。
幸い、中学、高校でも、よき師、よき先輩、よき仲間、よきライバル達に恵まれ、素晴らしい柔道を教えてもらったと思っています。
長男も、4才で極真空手を始め、よき師、よき先輩、よき仲間、よきライバル達に恵まれ、高校入学までの空手人生、大変恵まれ、充実した空手道を歩めたと思います。
次男も、3才で、旭柔道協会にお世話になり、六年生の現在まで、よき先生方、よき先輩、よき仲間、よきライバル達に恵まれ、今、やっと、柔道のじの字位をつかめるかな!? と、いうところまで来ることが出来ました。
そして、自分も現在、監督始め、先生方、子供達、ご父兄の皆さんに恵まれ、素晴らしい環境の中で、指導のお手伝いをさせて頂けています。
自分も子供達も、このように、常に恵まれた中でやらせてもらえたので、“修行を三年遅らせてでも、よい師を探せ”と言う言葉には、ピンときたことがありませんでした。
が、
残念ながら、この言葉に当てはまってしまう子供達もいるようです…
とても残念な事です…
子供達は、今も昔も素直です。
言われたら、言われた通りにやろうと努力します。
その教わっていることが、間違ったことだったり、的外れな事だったりでは、教わっている子供達は、大変不幸です…
その子供達が大きくなり、また、次の子供達にそのまま、間違ったことを教える負の連鎖…
考えた だけでもゾッとします。
自分達は、しっかりと、正しい柔道を子供達に教えていかなければと、改めて、背筋の伸びる覚えがしました。