昨夜のテレビニュースで、神栖市の火災で消火栓の蓋が開かずに、初期消化が出来なかったとの事です。
そのせいかはわかりませんが、建物は全焼し、隣接する建物への延焼もあったようです。
その消火栓は、設置されてから30年経っているとの事。
かつては水利の点検などしていたのかもしれませんが、間違いなく、だいぶ以前からやっていなかったのでしょう。
ニュースでは、神栖市では、水利の点検を地元消防団に義務付けてはいないとの事。
我々は、水利の点検は義務として行っております。
定期的にやっているからこそ、不備があれば改善し、水の出の悪い水利も把握し、火災の際はどの水利を使う等のシミュレーションも出来ています。
神栖市の消防団の様に、ほったらかしにしていたら、当然こういう結果になりますよね。
“道具は手入れをしないと裏切る”
まさに、この言葉の典型です。
この前、火災で消防団が中継したときに、中継が上手くいかず、ホースが破裂したと聞きましたが、こんな事は18年の消防団生活で聞いたことも無いし、まず我々ではあり得ない事態です。
任期の年数の違いもあるのかも知れませんが、上から下へと継承していくべき事はしっかりと継承していかなければなりません。
我々も、他の失敗を笑うのではなく、今一度、気を引き締めて、後輩への指導、教育の徹底、自分達のスキル向上を図りたいと思います。
今週末、23日(土)に調度、飯岡との合同中継訓練があります。
団員達にも、日頃の水利の点検、機材の点検の大切さと意味をもう一度考えてもらうよう伝えようと思います。