シンガー・ソングライター、さだまさし(69)が11日、福島市のとうほう・みんなの文化センターで全国ツアーの福島公演を開催。
前人未到のソロコンサート通算4500回を達成した。
おめでとうございます!!
満員の1700人を前に「今夜が本当の4500回です」と感無量の表情。「(1976年から)自分の歩幅で一歩ずつ歩いてきましたが、これは僕の記録ではなく席に座ったお客さまの記録です。心から感謝しています。まだまだ道の途中です」とさらなる高みを目指すことを誓い、拍手と歓声に包まれた。
さだまさし“前人未到”ソロコンサート通算4500回達成!「現役力」のミナモトは?
この記事は日刊ゲンダイDIGITALより引用しています。

この写真はソロ公演4000回記念表彰記者会見(2013年)のものです。
前人未到のソロコンサート通算4500回を達成したシンガー・ソングライター、さだまさし(69)はステージでそう語り、満員の観客の拍手、歓声に包まれた。
1976年の秋に故郷の長崎市で開催して以降、85年に1000回、93年に2000回、2002年に3000回と数え、日本のプロ歌手で3000回超えはさだまさしだけ。日本全国、津々浦々をまわり、「初めて来た有名人がさだまさし」という地方都市も少なくないそうだ。
「きっかけのひとつになったのは、さださんが28歳のときに撮ったドキュメンタリー映画『長江』(81年公開)で35億円もの借金を負ってしまったこと。返済のために年100回、多い時は162回もステージに立ってきた。見事に借金を完済後もペースを変えず、どこをまわってもチケット即完売という人気なのですから、凄いのです」(スポーツ紙音楽担当記者)
■来年で古希
来年4月の誕生日で古希。コンサートのほか、テレビにラジオに作家活動と幅広く、さだの「現役力」はとてつもない。
「健康法について、さださんは昨年インタビューでコンサートとゴルフを挙げています。愛煙家でしたけど、たばこをやめ、ご飯をたくさん食べるようになってメタボになってしまったけれど、ステージに立って、何もかも忘れて叫んでしまうことが、何より健康を守ってくれた秘訣だと分析されていました」(前出のスポーツ紙記者)
4500回の節目となったステージでは、こうも語っていた。
「自分の歩幅で、一歩ずつ歩いてきた途中経過。途方もない数字ですが、これは僕の記録ではなく、その席に座って下さったお客さまの記録です。本当に心から感謝しています」
構成作家のチャッピー加藤氏はこう言う。
「さださんほどの大御所、ベテランになると、持ち歌のヒット曲をやればそれだけで回っていくものですけど、さださんは今もほぼ毎年、それが『現役である証し』だとこだわり、新曲とアルバムを発表し続けているんです。最近のアルバムでもナオト・インティライミさんとコラボしたり、ラップをやったりして、つねに最先端を狙い、走っているのですね。一貫しているのは、ファンへの強い思い。常に支えられて、聴いてくれるからこそ、また新曲などでメッセージを伝えたい、元気にしたいというのです」
コロナ禍でコンサートを開催できなかったときは、専属スタッフを支え、災害があれば、真っ先に飛んでいってチャリティーをやる。追加公演を含めると、年内14本ものコンサートを予定。更に前人未到の5000回という数字も現実味を帯びている。
フォークデュオの「グレープ」でメジャーデビュー。「精霊流し」のヒットにより全国にその名を知られるようになった。
精霊流し /さだまさし