「交響楽(シンフォニー)」は、1975年5月発表の「グレープ」のアルバム「せせらぎ」に収録されている楽曲。
歌詞に「ワグナーの交響楽」という語句が出てくるが、ワーグナーの交響曲を指すものではない。さだは「あの有名なワーグナーはね、書いてないんです。シンフォニー、いわゆる"交響曲"をね。だけどシンフォニーという場合にはね、いろんな意味がありまして、つまり管弦楽の総称で、交響楽のことなんです。だからマーチだろうがオペラだろうが、交響楽つまりシンフォニーに違いないんです。私は広い心でワーグナーさんのシンフォニーをとりあげたんです」と語っている。曲のタイトルや歌詞の表記を「交響曲」とせず「交響楽」としているのはそうした主旨からである。
煙草をくわえたら 貴方のことを
突然思い出したから
涙の落ちる前に故郷(くに)へ帰ろう
町の居酒屋のヴァイオリン弾きや
似顔絵描きの友達も
今はもういない 古い町へ
今でもそこに あなたがいたら
僕は何ていうだろう
あなたに逢うには 使い残した
時間があまりに 軽すぎて
悔やんではいないよ
想いはつのっても そうさ昔は昔
交響楽(シンフォニー)/グレープ
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