ずいぶん前に「パリでメシを食う」を
偶然本屋さんで見つけて読みました。
パリで活躍している日本人を数人取材して紹介するノンフィクションで
とても面白かった。
経歴に興味が湧いて「パリの国連で夢を食う」を読み、
最近のは読んでいませんでした。
今回はやはりタイトルに引かれました。
単純に、白鳥さんはどうやって鑑賞するのだろうと。
2年に渡り著者が白鳥さんと美術館をめぐり旅を続けたことを
綴っているのですが、
美術館の描写、現代アートの楽しみ方など
どこを読んでも興味深い。
そして感銘を受けたという表現は、
ちょっとありきたりですが、
心があったかくなるところ
ちょっと涙するところがあり
びっくりというか少し理解できないところありで、
すごーーーく面白い本でした。
私の周りには盲人の方がいないので、
全く触れるどころかお話をした事がないので、
まして一緒にアートを観るという事を
想像ができないというのが本心です。
この本を読んでいろいろ考え
いろいろ思いました。
そして多くの人に読んで欲しいので、
まず家族に勧めよう!
私は美術館が好きで良く行きますが、
現代アートは今まであまり観ませんでした。
今回この本を読んでとても興味が湧きました。
そして、特に日本の美術館は私語厳禁で
それが更に敷居が高い所以のような気がする。
現代アートこそ、誰かとお話ししながら観るのが
楽しいと思います。
パリの美術館もウイーンでもフィレンツェでも
子供達がお友達と楽しそうに観ていました。
近い将来、孫たちとアートを楽しみたいと思いました。