とても落ち込んで過ごした一週間でした
きっかけは若年性パーキンソンのK子ちゃんの言葉
”誰も声を上げてくれない”
姉の入院先は 本来入院を必要としない人たちの受け皿
退院はありえません
人生のダークサイドの見本市みたいなところ
胸を突かれる出来事のたまり場です
患者さん本人も 家族も次第に声をなくし諦めていくしかない
でも絶対変だと思うことは山ほどあります
michikusaはまだ語れる準備ができていませんが
一つだけ言えること
胃瘻についての記事 5月6日付の記事
一度削除しましたが再アップします
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姉が胃瘻になって5年と少し
何とか口から食べれる機能を残してやりたいと
義兄と二人で様々な努力はしましたが
2年ほど前にまったく無理になりました
胃瘻形成の直接の理由は自力で食べ物を飲み込むことが困難なこと
アルブミン値が下がり生命の危険があったこと
胃瘻形成の時点では 姉は確かに生きたがっていました
言葉を発することはほとんどなかったけれど
生きたいという意思は確かに持っていました
同時にもう少し時間を欲しがっていました
まだしゃべることができたのに
なぜ胃瘻形成はいやだと言わなかったのだろうか
長い人工透析で何度も脳梗塞を起こし 言葉は不自由でしたが
michikusaは何とか理解することができた
なんで言わなかったのだろうか
胃瘻は確かに命を延ばしてくれますが
ほかの何もかもを犠牲にせざるを得ない実情があります
片手にシャントお腹に胃瘻のチューブのある姉に
最低限の人間の尊厳を保ってやりたいと頑張ってきたけれど
michikusaはまだ介護について語る準備ができていませんが
これだけは言えます
胃瘻形成は 一医師 一病院 一家族 だけで決めるのではなく
第三者の判断も必要なのではないだろうか
何年続くかわからない人権不在の人生を強いる前に
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現実には胃瘻を提案されたら拒否は不可能に近いことです
退院を要求されることもありえます
不幸にも胃瘻になったとき 家族はどう向き合えばいいのか
医療の発達は確かに命を救ってくれますが
別の不幸を生むことも事実です
勇気を出して 声を上げていかなくては と思います