「夜間中学校と教育を語る会」公式ブログ

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3月1日 都教委へ要請 参加22名 要請署名第一次1078名分提出 

2012年03月01日 22時23分27秒 | 要望書・署名
 3月1日午後1時より、今回の日本語学級要綱「改正」に関わる東京都への要請が行われました。
 要請の対応をしてくださったのは、東京都教育庁地域教育支援部 義務教育課 園田喜雄課長と 同義務教育課小中学校係 鈴木隆也係長、もうお一方職員の方を含めて計3名でした。
 私たちの方は、夜間中学の卒業生、元と現役の教員、夜間中学に関心を持つ市民、日本語教育の専門家、地域で外国人の子どもの学習支援をしている方、日本と中国の友好を願う団体の方、など多彩な顔ぶれの22名。計25名で行われました。
 始めにお互いの自己紹介をしあった後、要請のトップを飾ったのは、要請署名第一次分、総数1078名分の提出です。署名を集めはじめたのが、緊急集会の行われた2月18日ごろからですから、わずか十日あまりでこんなに沢山の署名が届いたことに私たちもびっくりし、感激しました。ここに厚く御礼を申し上げます。
 夜間中学校と教育を語る会の会長代行、庄司匠より、要請に至った経緯と主旨をお話した後、要請の理由の項目に従って9人の人たちがお話をしました。
 始めは葛飾区立双葉中学校の卒業生、中国帰国者一世の方です。ご自分の体験から切々と、どんなに母国の言葉を学ぶことが時間もかかって大変であるかを語られました。
 9名の方はそれぞれの個性と立場をいかし、夜間中学の実情を具体的かつ多面的にお話しました。東京都の園田課長(右)、鈴木係長(左)も熱心に耳を傾けてくださいました。
 その後、園田課長より、次の3点からお話がありました。1、なぜ今回の改正で要綱の中に夜間中学の規定が入ったか 2、なぜ在籍期間の限度を1年にしたか 3、在籍期間の限度は一律にあてはめられるのか
 そのお話をうけて、二、三質疑や意見交換をして、最後に私たちの会の見城慶和より、映画監督山田洋次さん、東京学芸大学名誉教授小林文人先生、東京大学名誉教授大田 堯先生の3人の意見書を紹介しながら、御礼とまとめをお話しました。

 今日はあたたかな一日でしたが、それにも増して、この要請の行われた部屋は「夜間中学を守り発展させたい」という熱気に包まれました。大変すばらしい要請になりましたことを、感謝と共にご報告いたします。 


 

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