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目新しいほどの新製品、とまではいかないのですが諸事情で、今回はコレを。
シンプルに言うと、既存のハイキャパ D.O.Rをホワイト化したモデル、です。
▲会場初お披露目なのかな? 東京マルイ ハイキャパ ホワイト D.O.R(White D.O.R)
順番的に今日取り上げたのは、昨今、サバイバルゲームなどエアガンの世界がファッショナブル化している程度の知識はあったのと、対応してくれた恐らく担当者(もしくは発案者、責任者、開発リーダー)であろう方がめっちゃ当日の反応と、のちの市場の反応を気にされていたからです。
曰く、「果たして受け入れられるのか?」という心配ですね。自分は最初、そんなことは知らずに普通に話しかけ、「これはあれですかね、あの発売済みの白いアサルトライフルに合わせたモノですかね」「これなら、ライフルは特徴的なホワイトなのにサブアームが旧来のブラックじゃ不格好なのが解消されますもんね」、なんて気楽に言ってたら、「そう、ズバリそれなんです!」とすさまじく食いついてきて……。
そこから担当者の熱弁が始まり、と同時に、そうは言うものの反応がかなり心配なんですよ、という件に繋がりました。
▲これがその白いアサルト・ライフル、『AK ホワイトストーム』。そもそもの<AKストーム>なるモノ自体が東京マルイオリジナルの現代化カスタム品らしく、「AK47ベースのモダナイズド・カスタムモデル」と銘打たれていました。発売済みで、お値段は5万8,080円(10%税込)。
個人的に先述したように、エアガン界がファッション化しているし金持ちの遊び化している認識はあったので、「十分ありなんじゃないんですか」「新しいそういう層にとっては真っ黒の塊は味気なく映るでしょうし重々しくも見える」。「なにより、あんな真っ黒の銃をわんさか持ってたら玩具だとしても不審がられるし一般のイメージだとよくないですよね」と返しました。
「あの白いアサルトライフルユーザーは、“待ってました”とばかりにこぞって飛びつくでしょうし、今の流れならむしろ歓迎されるんじゃないんですか」と追加しておいたら、すごく安心してました。
▲特殊カラーは、基本的に塗装になります。成型色ではありません。
あのひと、ひょっとしたらイベント当日まで寝るに寝られなかったかもしれませんね(笑)。
でも、帰宅後、SNSでの反応を見ていたら、やはり好印象を抱いたひとが一定数以上いた感触を抱きました。白ライフル持ちが「待ってました」、よりかは「かわいい」とか「きれい」みたいな、POPな受け取られ方のほうが目立ってました。大丈夫だと思います。
まあ、「ホラ、雪上とかでも!」とも言ってましたが、それはさすがに無理あるでしょ……。ライフルは電動なのでどうにかなるかもしれませんが(それでもギリかも)、ハイキャパ ホワイト D.O.Rはガス駆動なので。
もっとも、実在の陸自隊員ですら雪上訓練では白系の布地のようなモノなどで腐心してるので、遊びの画作りとかには好適でしょうね。ゲレンデでいきなり取り出されたり振り回されたりするのは勘弁して欲しいですが。地位を著しく貶めるだけなので。
おしゃべりが過ぎました。以下は写真に文章を添えるかたちで。
▲色合いを合わせた光学サイト『マイクロプロサイト<ホワイト>』も同時展開。お値段、7,480円(10%税込)。
▲そのホワイトプロサイトは、AK ホワイトストームにも対応。2024年発売予定。
▲拘りとして主張されていた一部が、こういった陰影部分へグレー系の塗装を施している点です。ガンプラで言う「スミ入れ」感覚ですが、生産工程考えたら、それは“推し”たくなると思います。すごい手間ですもん。全体を白で塗装してそれからグレーなのか逆なのかは、聞き漏れました。
イベント時点の発売情報は、2024年予定。価格は未定。先の工程数の増加を考えると、ノーマルモデルより上がると予想しています。
話題性はあった印象ですし、受け入れる土壌も今はあると思うので、売れるといいですね、担当さん!
ちなみに、この“ハイキャパ”なるモノは実在するんですかね? コルト社のガバメントベースであることは間違いないと思うのですが、なにせ誰もが知ってる名銃で、カスタム品も山程あるのでまったく解りません。
※発売日および価格が決定しました。
2024年5月22日(水)、本体が 2万7,280 円、プロサイトが 7,480円(どちらも10%税込)。
しかし、いつまでも経っても税別表記であるところも、この企業の体質を表していますね。
さあ、明日はどうする?
やかん