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■旧車にLEDウィンカー球を付ける(空冷VW・タイプ2)

2015-02-24 14:39:19 | VW・T-II
 我が家の空冷VW、タイプ2バス「マダナイ」は、オーナーであるぼくの偏向が祟り、何箇所かのランプ(電球)がLEDになっています。
 そう、家庭ではもはやブームは去ったと言ってもいい、消費電力が少ない(小さい)アレですよ。

 昔から存在する製品ではあるのですが、色々な技術進歩により、フィラメント電球の代わりとしても使えるようになったのが理由でしょうが、『節電意識の高まり(半ば脅迫的)』も要因のひとつでしょう。

 さて、その消費電力が少ない、でも(最近は)めちゃくちゃ明るいLED電球さんは、限られた発電容量、バッテリーの小型化、電子デバイスの増加という境遇にあるクルマにとっては、その数値の小ささはバカになりません。
 今どきはないと思いますが、オルタネータが発電するよりも消費電力が多くなるとバッテリーから電気を持ち出したり、オルタネータがさらに発電しようとして、繋がっているエンジンに負担がかかります。

 我が家のマダナイなどは、オルタネータの(発電)容量は小さく、しかしハイエンドオーディオ機器を積んだり、エンジン停止時でも使える別体式の燃焼ヒーターを入れていることから、こと、電気の消費量という点については神経質にならざるを得ません(その分、バッテリーは1ランク上を載せていますが)。
 タイプ2は時代的にもハイテク機器がそもそもは付いてないですから、それ前提で作られた給電システムに、今のどっさり載せた電気製品はネックなのです。

 マダナイはコンソール周りに電圧計を付けていますが、ヘッドライトON、ワイパーONにすると顕著にバッテリー電圧は下がり、更にウィンカーをONにすると、標準のバッテリー警告ランプがほんのり灯り始めます。
「Hey! You,電気使いすぎなんだよぅ」って。

 そこで、結構気になっていた、でもOFFにするわけにはいかないウィンカー球をLED化することを決めました。電力を気にしてウィンカーを端折るわけにはいきませんからね。
 前後で合計4灯必要になりますが、先に2灯を手に入れてフロント側を交換した話は以前に書きましたね(過去エントリ参照)。
 今回はリア側を、また同じPIAA製のH-592を入手し、交換作業をおこないました。

 H-592は車検対応でありながら、同社のハイエンド品よりも消費電力をグッと抑えているのがポイントです。家庭用も、結局明るくなるとLEDでもそれなりに電気は食うので、「明るくても消費量は抑えめ」という技術の意味は大きいです。


 交換はまた例の如く、ピン角が合わないため(180°→150°)、ハウジング側を苦労して加工。フロントよりも構造物が干渉したり、作業日が曇りだったこともあり、かなりやりにくかったです。ヘッドランプ持ちだして作業したほどですから(もちろんこのランプもLED電球♪)。
※作業日は22日(日曜日)。




 作業はLED球の取り付けだけでなく、明るさが広がるよう、ハウジングにも少し加工を施しました。
 さて、気になる明るさはこんなですね。
昼間
LED球 PIAA 超TERA H-592 ■明るさ:昼間■ 空冷VW


夜間
LED球 PIAA 超TERA H-592 ■明るさ:夜■ 空冷VW


 バッチリじゃないですか? ただ、4灯ともLED球にしたら怪しい対応リレーが少し調子悪いので、しばらくは調整しながらの様子見になるかもしれません。


 今どきのLED球はかなり明るいので、やはり無理してでもアンバー(オレンジ)球を使って良かったです。ホワイトを選んでいたら、光が抜けてしまっていたかもしれません。

 あとはバックランプ。まあこれはフィラメント球でもよいでしょう。作業、終了!

やかん

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