■マダナイの帰還はまだない #空冷VW

　我が愛しきまるいもののひとつ、空冷VWのマダナイ。1975年製オーストラリア生まれの結構なご老体ですが、今日もバリバリ走っています、のハズが……。

　えー、現在目下、車検中です。
　と、実は車検とは名ばかり。エンジンを下ろすという大作業となっています。

　これは車検前からあったメニューなのでイレギュラーではないのですが、エンジンも全バラのおおごとで、まあ作業時間が掛かっています。

　かれこれ、わたくしの元を離れてから早1か月以上が経過。かなり寂しいです。

　当時物の1BOXとはいえ、一般宅のガレージに収めればそれなりのサイズとなりますからその存在感は大きい。

　それが、今はその場所に代車である小さな軽四輪がポツンと。
　もう一度。
　寂しいです。

　また、うちのマダナイはタイプ4エンジンという少し変わったものを搭載していて、これがとにかく補機類が多い。
　クルマを預けている専門店では、まずこの補機類の取り外しだけで嫌になったそうです。
　タイプ4エンジンを触った経験のあるSHOPってあまり多くないんですよ。
「一気に嫌いになった」、と言われました……。

　ぼくも1度、その外した補機類を見させてもらいましたが、まあ多い事。タイプ2のカーゴスペースをすべて占領してました。

　というわけですが、お店から時折届く便りで、エンジンのショートブロックの組み直しは完了したようです。
　別で出しているシリンダーヘッドの加工がまだ返って来てないので、エンジン自体の完成はグッと先です。

　その後も大きな作業がたくさん待ち構えているので、初め店長が言っていた「3か月預かり」も現実味を帯びてきました。

　いよいよ寂しいよ～　早く帰って来て頂戴　家内に逃げられた夫の気分です。トホホ。

やかん