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病気の原因

2020年03月19日 | 健康増進
病気の原因
「気功法」では、病気の原因を、ストレスによる部分的な緊張の固定的な蓄積と説明している。つまり、精神的なストレスで内臓や筋肉がかたくなり、「気」の流れが悪くなることにより病気が引き起こされると考えている。「気功」のトレーニングをしていると、この病気の原因となる部分的緊張によっても「自発動」を引き起こす。そしてこの「自発動」は、その部分の緊張をゆるめる方向に作用するため、病気の治療に役立つと説明している。すべての病気の原因を、それで説明するのはいささか無理かもしれないが、「気功法」というのは、「近代科学の方法論」に基づいていないのにもかかわらず、存外に科学的なところがある。この「自発動」を取り入れた、民間療法や健康法は、数限りなく存在する。

有名なものでは、明治の末に田中守平氏によって考案された「霊子術」「太霊道」野口晴哉氏が考案した「野口整体(活元運動)」、その他「霊動法」「生気自療法」「自然良能誘起法」など、枚挙にいとまがない。これらのほとんどは、中国で発達した「気功法」の手法を取り入れた、というよりは、まったく独自に同様な現象を発見し、方法論を発展させていったと考えられる。ということは、人類の歴史の中で、世界中で星の数ほどの人たちが、それぞれにこの現象を発見し、トレーニング法を開発していったと想像できる。そのほとんどが、創始者から何世代も伝承されずに消えていったのに対し、中国の「気功法」は4000年の永きにわたって伝承され、はぐくまれてきた。