「キボウノチカラ～オトナプリキュア’２３～」に思う

「キボウノチカラ～オトナプリキュア’２３～」予告 10月7日（土）18時25分放送スタート



今から15年前、当時保育園だった娘が夢中になって見ていたアニメ


「 Yes！プリキュア5」
「 Yes！プリキュア5GOGO!」


高校生がおいそれと携帯電話を持てなかった時代
赤や青、金色に髪を染めた5人の女子中学生が携帯電話、キュアモでプリキュアに変身！
悪の組織とはいえ中年のオジさん、オバさんに殴る蹴るの集団暴行
追い詰めたのち派手に爆死させる
刑事ドラマでさえ過激な暴力シーンが大幅にカットされているこのご時世、実写版はコンプライアンス的に絶対に問題である


2年に渡り毎週欠かさず娘と応援していた自分を妻は「プリヲタ」だと言った
いやいや、この後自分は娘とのプリキュアごっこで悪役を完コピで演じなければならないのである
穴を開ける訳にはいかないのだ




そして今、歴代プリキュアが数々ある中で娘と見ていたプリキュア5がスピンオフで大人になって帰ってきた
（しつこいようだが自分は歴代のプリキュアシリーズ全てを見続ける者ではない）


「キボウノチカラ　オトナプリキュア′23」


まさか、NHK教育で・・・


「信じれば夢は叶う」と戦ってきたプリキュア戦士たち
大人になり就職し夢と現実の狭間で彼女たちは迷い挫折する

そんな第一話で涙ウルウル・・・
きっとあの頃一緒にテレビを見ていた娘をオーバーラップしているんだろうな


そして第二話では言葉は濁すが（楽しみにしている人にネタバレは申し訳ない）いろいろあって主人公が復活

ずいぶん昔の親友と出会ったようなこの感覚は何だ？
あれ？もしかして自分、泣いている？
自分の心の奥に密かにプリオタ魂が宿っていたとでもいうのか？


キュアモ、こんなに分厚くて液晶ちっちゃかったっけ・・・
食玩のプラモを全塗装、完全再現したキュアモをプレゼントした事を娘はもう忘れているだろう




それにしてもNHK、民放から版権買ったのか？
オープニング曲はいきものがかり
放送枠が土曜日の午後6時25分って・・・
狙う視聴者層は何処なんだ

・現役の保育園児たち
・当時見ていた子どもたち
・一緒に見ていた親たち
・それとも大きなお友だち



そんなオトナの邪な思いをよそに娘は一昨年、田舎から都会へ進学しハタチになった


あれから15年、当時保育園だった娘は今、髪を銀色に染めて青春を謳歌している






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