やまぼうし

つれづれなるままに日々の歩みを綴る

ロシアに支配される恐怖

2022-03-26 12:31:54 | Diary

終息の兆しさえ見いだせない戦争

日本人の多くは、「時の政府や軍部が突っ走って戦争を開始したのだ」と教えられている経緯があり「戦争を起こさない」と言う事は、「政府の暴走を止めればいいのだ」と考えてしまう。
そこには「侵略を企む悪意の隣国」が幾つも存在することなど、これまで考えずに済んできた。

また、原爆投下、主要都市での大空襲(大量死)があっても、アメリカが日本を占領したことにより、自由を謳歌し経済発展を遂げられたので「降伏しても大したことない」と考えてしまう。のではないか?

しかし、世界史の大部分では、そんなことが重なる可能性は「奇跡」と呼ぶに等しいのだ。

ウクライナへ降伏を勧める人が知らない現実

ウクライナの歴史家の推計によれば、1930年代のスターリンの抑圧によってウクライナ人数十万人が収監されたり、処刑されたりしたという。

ウクライナは他人事ではない。日本人は「シベリア抑留」を経験している。シベリア抑留とは、終戦後、旧日本軍の兵士はシベリアなどに抑留され、過酷な労働を強いられたことを指す。シベリアをはじめとするソ連領内の各地へ連行された日本の軍人・軍属はマイナス30度を下回る厳しい環境で強制労働を強いられた。衛生環境や食料事情も悪く、飢えや病気によっておよそ6万人が命を落としたのだ。

これは日本とロシアが戦争をしていた頃の話ではない。ソ連による旧敵国側の軍人と民間人の抑留は、戦争により大きな損害を被ったソ連における、戦後復興を担う労働力不足を補うための措置として行われたのだ。同じ敗戦国のドイツ人も同様に抑留を受けた。

ロシアの支配下に入るとどうなるか。歴史を少しでも振り返れば「怖さ」がともなうものである。ウクライナ人は、これまでの歴史を振り返って、やはり、降伏し生きながらえても、ロシアの支配下で何をされるのか怖くて仕方がないのではないか。

ロシア軍がウクライナの全土を掌握しても、ゲリラ戦に移行するかもしれないと考える識者も多いのはそのせいだろう。

 

ウクライナが歴史的に受けてきたロシアからの圧政についてその歴史を紐解いていこう。

ウクライナは、「ヨーロッパのパン籠」と呼ばれるような大穀倉地帯を有している。耕地面積は莫大で、日本の全面積に匹敵し、農業国フランスの耕地面積の倍ある。そのことを表すようにウクライナの国旗の黄色は「麦」を表している(水色は青空)。

18世紀末に、ウクライナはロシア帝国に支配され、1917年にロシア革命が起きると、ソ連の支配下になった。ソ連下で「農業の集団化」をウクライナに進めたものの、大失敗。農業生産が極端に落ち込んだところで飢饉が起こった。しかし、それでもお構いなしに、ロシアはウクライナの食糧をロシア本土へ強制的に送り、100万人が死んだ。

さらに、1932年、スターリンの時代になると、過酷な支配体制は強まって、ウクライナの国力はボロボロになってしまったところで、今度は、「ホロドモール」(大飢饉)が起きた。ホロドモールによってウクライナで350万人が餓死した(出生率の低下なども含めた人口の減少を含めると500万人との話も)。

「ウクライナ南部オデッサで、旧ソ連の独裁者スターリンによる「大粛清」の犠牲者のものとみられる5,000~8,000体分の遺骨が発見された。地元当局が25日、明らかにした」(キエフAFP時事・2021月8月26日)と報じられたが、ウクライナの歴史家の推計によれば、1930年代のスターリンの抑圧によってウクライナ人数十万人が収監されたり、処刑されたりしたという。

転載元 まぐまぐニュース!

https://www.mag2.com/p/news/533058?fbclid=IwAR1tDmTmUkPZ2wYuybNYCtMZtsE8LarvwIGccPfqsu8k9SHXfvqVUmDmYVs

 

 

 


ロシアのウクライナ侵攻

2022-03-06 05:52:14 | Diary

戦争に至った経緯を学ぶ必要性

二月の末頃から現在に至り

ロシアのウクライナ侵攻について学んでいます。

その資料は少なくありませんが、

出来るだけ吟味して

書物やネットの世界を覗き見ています。

然し、

短い時間で全てを学ぶことは無理であるかもしれない。

一般の方で

ウクライナと世界のことを知りたいと思う方は

以下の動画を

先ず先入観無しで、

最初に観ておくことは、良い方策かもしれません。


https://www.youtube.com/watch?v=Afdop1hjzpU
ウクライナの歴史と近年に起こされたカラー革命と呼ばれるクーデターの仕組みを解説している2016年に制作されたドキュメンタリーです。
2014年、キエフのマイダン独立広場で起こされた虐殺は、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領を追放するために起こされたクーデターだったのです。
西側メディアはヤヌコーヴィチ政権とロシアを加害者として描いています。しかし、本当にそうだったのでしょうか? このクーデターにより、炎上したウクライナは、2004年のオレンジ革命、2014年の反乱、そして民主的に選ばれたヤヌコビッチ政権の転覆につながりました。
この悲劇を西側メディアは民主主義の革命として大きく取り上げましたが、実際にはウクライナに戦後生き延びたネオナチ民族主義者と米国務省によって脚本・演出されたクーデターであったことが知られています。
この様なカラー革命は世界中至るところで起こされています。 それは如何にして起こされて来たのでしょうか? そのテクニックをオリバーストーン監督は、分かりやすく描いています。

 

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ 自由への闘い - A Netflix Documentary
ネットフィリックスのアカウントを持っている方は、此方の作品も同時に観ておく必要があります。
[HD]https://www.netflix.com/watch/80031666?trackId=13752289&tctx=0%2C0%2C716a12d33d464e87a40d89c4723b96dc0543c0bd%3A8489d71463cffa3836922a32d752e4503c07aa45%2C716a12d33d464e87a40d89c4723b96dc0543c0bd%3A8489d71463cffa3836922a32d752e4503c07aa45%2Cunknown%2C%2C%2CtitlesResults