禁酒禁煙禁恋の山口3

遊行期(サンニヤーサ、saṃnyāsa)をアーシュラマする!!!

「人生クライマー 山野井泰史と垂直の世界 完全版」

2022-12-24 22:22:00 | 映画美術

今年は3作目の登山の映画だ。

2作目の「アルピニスト」は、
断崖絶壁に命綱なしで挑む若き天才アルピニスト、
マーク・アンドレ・ルクレールに密着したドキュメンタリーだ。
それが、
ソロアルピニストなのに偶然に二人で組んだ登山で亡くなってしまった。
そして、この映画公開直前のことだった。

本作の映画場面でも、
山野井さんが単独でなく山を登る場面出てきて怖かった。

クライマーはソロに限る。
それは全ては自己責任だからだ。
甘えは許されないけど、
他人の名誉を守らなくてもいいから、
ソロは全く自由のパフォーマンスができる。

極限の究極の孤独に打ち勝ち達成した喜びよりも下るルートに身を引き締めて生きて帰ることを注視するところは流石だと感銘した。

アルピニストでも言っていた。
登頂しても生きて下山しなくては成功とはならない。

フラッグ・デイ 父を想う日

2022-12-23 21:41:00 | 映画美術

監督であり主役の父ショーン・ペンが実娘ディラン・ペンと父娘役を演じた人間ドラマ映画。

中味は、
クソ親父を敬愛しているジャーナリストになったファザコン娘が、父の誕生日である旗日に、
偽札偽造犯として追跡され自殺したテレビ映像を観て、父が自由人としてホーボーしたと互いにその日々を回想する。

鳶が鷹を生み、
鷹の素質を持ち上げたクセの薄い父娘愛の映画。

大阪中之島美術館の すべて未知の世界へ ー GUTAI 分化と統合

2022-12-18 15:59:00 | 映画美術
具体派の作品は難解と思われている。

そんな思いの人は、
出口近くに現存作家の実話ビデオが具体魂をよく語ってくれてアートがよく理解できる。

また、来るかも…



私のサインも残したので観てください。


具体美術協会(具体)は、
1954年、兵庫県の芦屋で結成された美術家集団です。
画家の吉原治良(1905-72)を中核に据えたこの集団は、絵画をはじめとする多様な造形実践をとおして、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示」しようとしました。
吉原による指導のもと、会員たちがそれぞれの独創を模索した18年の軌跡は、いまや国内外で大きな注目を集め、戦後日本美術のひとつの原点として、なかば神話化されるに至っています。

浪速そばの隠れメニュー、ひな丼定食

2022-12-17 18:12:00 | グルメ
心斎橋のジムの帰りに食べる処によく困った。

餃子の王将、テールスープ定食、豚カツに浪速そば。

ここのそば屋には、海外旅行から帰った時には必ず出汁の味を思い出すために寄る店だ。

特に美味いわけではない。

キチンと店内で出汁をとっているから信用おける店ということ。

そこで、夕方のジムに行く前に夕食を取る訳だが、高くてはダメ。

手頃な価格と品数が揃ったところから選びたい。

それが写メのひな丼定食なのだ。

今日は、烏賊の天丼に木の子そば。
丼もそばも数種類から選べる。

大体、昼定食のメニューだから夕刻にはないので、
隠れメニューとなる。

今夜は烏賊の天丼が美味かった。

閉めて千百円程度だ。

ご馳走様でした。

アバター ウェイ・オブ・ウォーター

2022-12-17 07:37:00 | 映画美術
9月に、
アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスターを予習して16日に臨んだ。

今夜は、ウォーターだ。

前回の回想後、
元海兵隊員のジェイクは、パンドラ星の一員となり、
家庭を築き子どもたちと平和に暮らしていたが、
再び地球人が大挙してパンドラ星に現れ、
家族は神聖な森から逃げ出す。

その行先は未知なる海の部族のもとへ身を寄せる。

しかし、その美しい海辺の楽園にも既に地球人の侵略が始まっていた。

こんな地球人の星パンドラ侵略のストーリーなのに、
侵略リーダー私怨によるジェイク捕縛、殺害へと小ちゃい話に流れて行く。

アバターの何処がいいのか?
それはパンドラ星人の後髪とパンドラ生物の触手が直結された時、
相互に信頼関係で一体となってシンクロし過去と星パンドラとがネットワークに繋がるところがたまらない快感と壮大な宇宙誕生へ広がるのだが…

キャメロン監督は今回、流麗な映像技術に凝り固まり、ストーリーよりも崇高な自然よりも破壊破滅的な戦闘が好きなのだろうか、
圧倒的に繰り返される戦闘場面には辟易してしまうぐらい長く執拗だ。

そして、巨大な戦艦的漁船が転覆する場面では、
あろうことか思わずタイタニックを思い出してし失笑してしまった。

どうもこの映画制作13年間、
彼の監督人生キャリアを大回想する大展覧会へと繰り広げられ、
貧弱とも思えるストーリーとなり後味悪いものとなった。

これでは、星四つが限界です。

されど、
次回、その次も2年毎シリーズとしてある様なので、まだまだ期待したい。

I'll be back