今日、滋賀県甲賀市信楽町にある“ミホミュージアム”に行ってきました。
以前からこの美術館の名前は知っていましたが、遠いし、不便だし、行こうとは思ってませんでした。
それが今回行くことになったのは、いつものように嫁さんが夏休みの企画展である「若冲と蕪村」展を観たいと言ったからです。
私は伊藤若冲は、テレビの特集で観て関心はありましたが、与謝蕪村の絵が有名なことは知りませんでした。
今回の絵画に関しては、私がいままでテレビで観て来た作品に比べると地味で、そんなに感銘を受けませんでした。
もともと日本画はそう好きではないですし、南画のような作品も多かったので、印象に残る作品は少なかったです。
それよりも印象に残ったのは、美術館です。
桃源郷をイメージして作られたとのことですが、山の中の広大な土地で、アップダウンを利用して、実に見事な造作です。
ルーヴル美術館の「ガラスのピラミッド」を制作した人に依頼したという美術館の外観、展示室の構成など、印象に残りました。
美術館に至るまでのエントリーロードもいい雰囲気です。
こんな山奥に、こんな贅を尽くした美術館を作るってと思って調べたらやはり宗教法人でした。
夏休みの企画展ということで、今日はたくさんの客がいましたが、常設展だけだとそんなに来館者は多くはないでしょうね。
まあ、採算は度外視で、イメージづくりという側面もあるのかなと思います。
MOA MUSEUMもそうですが、日本の宗教法人はスゴイですね。
東名阪の渋滞でイラつき、新名神の景色に癒された久しぶりの遠距離ドライブでしたが、そのことが一番印象に残りました。
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