2008年7月27,28,29日。梅雨も明けたから念願の立山、剱岳に登ろうと、26日長崎を発ち(2006年4月に横浜から長崎に戻る)大阪からさわやか信州号で室堂へ27日朝7時前に着く(2012年頃にさわやか信州号の室堂と横浜乗鞍ルートは廃止となったようだ)。
ルートは27日、室堂、浄土山、立山、別山、剱御前小舎から剣山荘。28日、剣山荘、剱岳、剱沢小屋。29日剱沢小屋、雷鳥沢、室堂の2泊3日の行程だ。
27日7時15分玉殿湧水で水を補給し出発。雲がかかっているが晴れるだろう。
真直ぐ一の越に向かえば立山には近いが、浄土山に登ってから立山に向かおう。
前の人はスキーを担いでいる。どこで滑るのだろうか?
一の越への登山道から分れて右の浄土山への道に入る。しばらく登ると雲も切れはじめ、左前方に立山(雄山)が姿を現す。
右手にはすっかり雲が切れた国見岳が。
後方に剱御前も姿を現す。
登るにつれ残雪も多くなり、浄土山の雲もすっかりなくなる。
ガレの登りになると浄土山登山口の道標がある???今登ってきた道が浄土山への道でしょう?
今までの道は展望台への道?浄土山に行く道ならどちらでもよいけど
一休みしながら展望すれば奥大日岳の雲も切れた。
ここから上はお花畑だ。
花を眺めながら登ると、左手に五色ヶ原、薬師岳が見えるようになる。
7月末だというのに残雪が多いいな。
8時35分浄土山に着き、8時45分富山大学立山研究所のある一の越、五色ヶ原の分岐に着く。
分岐から何の標識もなかった浄土山を振返る。
五色ヶ原への道に龍王岳が鎮座する。ここの雪渓でスキーをしている人を1人見かける。
分岐から雄山を正面に見ながら、急勾配の斜面を一の越に下る。
一の越まで下ると左から室堂からの道が合流する。
9時10分一の越に着く。ここから雄山へ急勾配のガレの登りだ。
中腹まで登ったところで龍王岳、浄土山を振返る。少し高度感があるね。
10時5分雄山に着くと、人、人、人だ!
立山の三角点はここにあり、2991.6mだ。雄山の最高点(3003m)は右上の祠の所だ。観光登山の人は大体ここまでだ。
祠のある最高点は有料だ、木戸銭を払わないと行けない、金額は忘れた。
木戸銭を払い登る。ありがたい事に御祓い付きだ。
雄山の頂から次の大汝山(立山の最高点)を眺める。
立山最高点大汝山(3015m)に10時45分着く。
大汝山から雄山を眺める。黒部側から雲が湧いてきた。
大汝山から次に登る富士ノ折立を眺める。左は真砂岳か。
富士ノ折立に11時20分に着く。見た目怖そうな登りですね。小生の記憶では折立には登っていないと今まで思っていたがしっかり登っていますね。この勾配に怖気付いていたのでしょうね
富士ノ折立から大汝山を望む。
眼下には黒部湖、その先に後立山連峰の針ノ木岳(ピラミッドの山)、その左が蓮華岳だろう。
折立から解放され急勾配の斜面を下る途中の眺めもいいですよ。左前方にパッチワークの様な室堂から雷鳥平の眺め。正面奥大日岳。
正面には真砂岳、東側(右側)の内蔵助カール。雲が下りてきましたね、
にわか雨が来るかも。
道の脇にはチシマギキョウ(花の縁にワタ毛あり)が。
真砂岳への登りから富士ノ折立を振返る。折立からの下りは痩せ尾根だ。
真砂岳は立山とは反対のなだらかな山頂だ。左別山、奥に剱岳の頭が覗く。
12時5分真砂岳の頂に着く。後方は後立山連峰の五龍岳だ。
次に向かうは別山だ。
左から後立山連峰の唐松岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳が姿を現した。
こんな山並みですよ縦走する方は見てね。
別山左に鞍部を挟んで3峰見えるのは、右から奥大日岳、その左に大日岳だ。
別山への登りから真砂岳を望む。左真砂沢。
別山に13時5分着くも、もうガスの中。
この後すぐに大粒の雨が降って来るや否や雷鳴と稲光が。
すると近くに居たツアーの人々にガイドが「ここから剣御前小舎は経由しなで剱沢小屋に真直ぐ下ります」と。小生も続けとばかり剱沢小屋に下る。
13時40分這う這うの体で剱沢小屋に着く。イヤー恐ろしかった!
小生の今夜の宿は剣山荘なのでここから2,30分ほどある。雷が治まるまでここで休ませてもらおう。表で人が動き出したので15時過ぎに剣山荘に向かう。
16時前に剣山荘に着く。
夕食を食べごろ寝をしていると18時30分過ぎに夕日が山の頂を照らす。
這う這うの体で下った別山だ。
後立山連峰の五龍岳(左)から鹿島槍ヶ岳の稜線が美しい。鹿島槍の左の鞍部が八峰キレットであろう。鹿島槍の右のピークは布引山か。縦走する方は参考にしてね。
今日の行程、
室堂7:15-8:15浄土山ー8:45分岐-9:10一の越-10:05雄山-10:45大汝山-11:20富士ノ折立-12:05真砂岳-13:05別山-13:40剱沢小屋15:00-15:30剣山荘
明日の剱岳が楽しみだ、怖さが楽しさを少し上回っているが。つづく。