2005年7月23日、曇。梅雨が明けたので乗鞍岳に登る。22日横浜発のさわやか信州号を手配。乗鞍岳は畳平から登るので楽勝だ。
観光協会の簡単な案内図も参考までに。
23日、5時50分乗鞍高原の観光センタに着く。ここで畳平行きのバスに乗継6時50分畳平着。霧雨、ガスっていて視界数十メートル。完全に雲の中なのであろう。カッパを着てしばらく様子見。
(畳平の風景 下山時撮影)
7時30分ガスっていて視界は悪いが、登山道は分かるので出発。
富士見岳登り口、コロナ観測所入口を過ぎ、肩ノ小屋に8時着く。視界はきかないが、道の標識で何処を歩いているか分かる。ここまでは砂利道の車道(観測所用だろう)歩きだ。
(富士見岳登り口 下山時撮影)
(摩利支天岳の白いドームがコロナ観測所、下の建物が肩ノ小屋 下山時撮影)
肩の小屋から登山道がはじまる。風も強くなり、また霧雨となりフードをかぶる。大きな石とザレの登山道を登る。登山道にはロープが張ってあるから、ガスっていても道を外すことはない。
(肩ノ小屋から蚕玉岳への登山道 下山時撮影)
肩の小屋から登ること30分、ガスはかっているが視界が明るくなってきた。雲が切れるのではないかと期待する。8時40分蚕玉岳(こだまだけ、2980m)に着く。
蚕玉岳を過ぎると、太陽が覗くようになってきた。一瞬、雲が切れ山頂がはっきりと見える。
8時50分神社のある剣ヶ峰3026mに着く。1時間半もかからない楽な登りであった。日はさすも、ガスっていて展望はきかない。
山頂で待つこと20分ついに雲が切れる。高天ヶ原、大日岳、権現池、蚕玉岳、朝日岳、コロナ観測所、大雪渓、とすばらしい景色が出現。バンザーイ
高天ヶ原、
大日岳、屏風岳
その下に権現池、
蚕玉岳、朝日岳、摩利支天岳とコロナ観測所、右に大雪渓。登山道もはっきりと見える。
景色を堪能できたから9時20分往路を戻る。
登る時にはガスっていて見られなかった、すばらしい景色を眺めながら下る。左手に権現池をみながら、蚕玉岳まで下りて剣ヶ峰と大日岳を見る。
蚕玉岳から、朝日岳の右を捲いて下ると大雪渓が右下に見える(雪は融けて小雪渓だ)。
下に見える道路は乗鞍エコーラインの肩ノ小屋口バス停あたりか。
10時肩ノ小屋まで下り一休み。山登りはここまで。左から剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳が並ぶ。
大雪渓ではスキー狂いが夏スキーを楽しむ。
ここからは砂利道を歩く。すぐに、左に不消ヶ池(きえずがいけ)、不動岳、
正面に富士見岳が。
富士見岳山腹のハイマツ帯を右に見るまで下るとハイマツの中に雷鳥親子が現れる。雷鳥が見られるとは運がいい。親は危険を知らせグー、グーと鳴き、ヒナを呼び寄せる。ヒナは羽をばたばたさせ、ハイマツの中を懸命に親に続く。
10時40分畳平に着く。11時10分のバスで三本滝に行くまで時間があるからお花畑を見学。
お花畑は北の恵比寿岳と、
南の不動岳に挟まれた形だ。
お花畑のあたりは多くの花が咲いている。
ミヤマキンバイ
ハクサンイチゲ
ショウジョバカマ
コバイケソウ
コイワカガミ
アオノツガザクラ
ヨツバシオガマ
クロユリ(クロユリは初めてここで見た)
チングルマ
畳平からバスに乗って三本滝バス停で下りて、滝を見学。
川と沢からの三本の滝が一か所に合流するので三本滝。
3本滝のバス停に戻り、次のバスで横浜へのバスが出る観光センタに13時戻る。
隣接する湯けむり館で白濁湯に浸かる。700円と高かったが情緒のある湯であった。
雲ってはいたものの景色は堪能でき、雷鳥も花も見れたので良い山行であった。
乗鞍岳の行程、
畳平7:30-8:00肩ノ小屋-8:40蚕玉岳(こだまだけ)-8:50乗鞍岳9:20-10:00肩ノ小屋-10:40畳平(お花畑)11:10=バス=11:45三本滝バス停-三本滝-三本滝バス停12:45=13:00観光センタ14:30=20:30横浜
14時30分観光センタ発、一路横浜に。この日の夕刻東京で地震があったがバスの走行には影響無く新宿を経由して20時30分横浜に着く。
JRは地震の影響で止まっていたとのことで、さわやか信州号で横浜まで戻ったのは正解であった。ところが、社宅に着くとエレベータが止まっている。19階まで登るのはきつかった。