2023年7月11日、火曜日、曇。御立目観音から金泉寺への道、中岳東側のオオキツネノカミソリが咲き始めるだろうと行く。下界は晴れているが、標高800mを超えると雲の中に入る。
11時しゃくなげ高原を出発。檜山へ向かう道は草が茂る。
数分ほど登ると檜山に着く。
夕方のように薄暗い稜線を御立目観音へと向かう。
11時26分御立目観音へ着く。灌木の雨露で膝から下はグッショリ。
金泉寺への道は連日の雨で、小さな沢から土砂が少し流れ出している。登山道が柔らくなっているのと、石が濡れているので滑り易い。御立目観音から30分弱歩くとようやく開花間近の花茎を見る。
近くの芽を観察すると、球根から出ている白い芽全体が伸びるのかと思っていたら、白い芽の先端から花茎が出てくるのだ。
さらに5分ほど歩いた山シャク群生地のあたりまで来ると、道脇に黄色いものが目に入る。まぎれもなく開花した花だ。
全体的に開花したものは10株程度で、間もなく斜面を黄色く染めそうな所もみられる。ほとんどが花茎が出てないものばかりだ。
前回登った場所より金泉寺方向に少し進んでから、12時21分中岳に直登する中岳東尾根に入る。
登り始めのあたりは岩が多い。
雨で洗われたギンリョウソウの白が目立つ。
木を掴んで登ったりすること30分弱の12時50分中岳に出た。時折日射しが差すがすぐに消える。雲の移動が激しそうだ。
13時33分、五家原岳山頂まで来ると、途中見えていた山々がガスで見えなくなった。おそらく山頂は雲の中なのだろう。
眺望のかわりは雨に濡れたウツボグサ、色合いがいい。
山頂からは御立目尾根で御立目観音へ。コケイランの電波塔下で鮮やかなハンカイソウ。
14時35分しゃくなげ高原に下ると、雲がかかっているのは五家原岳だけで、下は日が射しているようだ。短い山行であったがお目当てのオオキツネノカミソリが観られ良かった。