2024年12月22日、日曜日、晴時々曇。昨日は天気が崩れたので霧氷を期待して、山友さんと待ち合わせして雲仙へ。
池の原妙見駐車場へ向かう途中雪は全く見られず。昨日雲仙は雪が降ったと思っていたのだが。池の原の気温マイナス1度。6時50分出発。仁田峠へ向かう遊歩道を覆う木々に霧氷は無し、道には薄っすらと粉雪が撒かれた程度。7時28分仁田峠へ。妙見岳山頂付近が薄っすらと白い。霧氷が付いていそうだ。
雲の切れ間に朝日が顔を出す。薄っすらと上空を雲が覆うが今日は晴れるだろう。
気温、マイナス4度。
仁田峠駅から眺める普賢岳も薄っすらと白い。霧氷か。
アザミ谷へ下り始める所から普賢岳を眺めると間違いなく霧氷だ。
アザミ谷へ下る道には撒かれたような粉雪が見られる。
8時13分紅葉茶屋に着く。普賢岳へ登る道には先日より雪は少ない。
今日は、鬼人谷から鳩穴分れのルートで歩く。鬼人谷口からすぐに登山道はアイスバーンになる。どうやら雪が融けて凍ったようだ。危険なので早くもチェーンスパイクを着ける。
ツララも小さい。下に大きな氷柱が落ちている。融けて落ちたようだ。
道は依然アイスバーンだ。しかし、木々に霧氷は見られない。前回と同じで空気が乾燥しきっているようだ。本当に山頂に霧氷は付いているのだろうか。
8時41分北の風穴に着く。気温マイナス5度。
8時47分鳩穴分れに着くと枝先に霧氷が付いている。今季初の霧氷が観られた。立岩の峰も白い。残念ながら山全体を覆うほどの霧氷ではない。
雲が国見岳にかかっている。雲が通過すると、山友さんが木々の白さが増したと。霧氷を運ぶ雲だ。
急坂を登り上がり、立岩の峰へ9時に着くと、霧氷がしっかり付いている。雪ではなく霧氷だ。
地面から噴気が出ている所は、枝にまとわりついた蒸気が凍って、サンゴのような霧氷だ。
9時20分霧氷沢に着く。一見霧氷が付いてなさそうに見えるが、
目を凝らせば出来たてホヤホヤの霧氷が枝を覆っているのだ。
風が吹き抜ける霧氷沢まで行くと、見事な霧氷が観られた。
9時36分普賢岳山頂へ着く。残念ながら雲で眺望はない。
まだ山頂に登山者の姿はない。
青空に霧氷を期待して登るが、霧氷と青空の注文にはなかなか応じてもらえない。国見岳、
妙見岳、
ガメラ。
9時50分普賢からの下りに就くと、1,2分も下れば雪は殆ど積もっていないし、凍ってもいないのでアイゼンなどいらない。それでも紅葉茶屋までは装着。
紅葉茶屋からの下りで登山者と出会うようになる。10時21分、アザミ谷まで下れば、時折日射しもあり、暖かく感じるようになる。地表は依然凍ているのでぬかるんでない。
10時39分に仁田峠駅まで下り、朝方見られた神社の屋根の雪は融けてしまったようだ。
11時前と下山にはまだ早いので妙見岳へ。ロープウェイ駅を覗けば、「山頂にはきれいな霧氷がついております」のおあつらえ向きの案内が出ている。
申し訳けございませんが歩いて登ります。
妙見岳への登りは、さすがに軽快な登りにはならず、鞭を打てども足は重く、11時12分妙見駅に着く。眼下に霧氷は全くなし。仁田峠の駐車場は2割方埋まっている程度。
展望台下から望む、普賢岳と
妙見岳と国見岳。
展望台まで登ると何とか霧氷が観られる。
野岳と天草灘の眺め。
11時27分妙見神社まで行くと、北風を受けて見事な霧氷が付いている。
国見岳の方へと凍ている道を恐る恐る歩いて行けば、陽射しと青空が少しばかりサービス。
国見岳は先ほど眺めた感じでは行くほどでもないので11時45分妙見神社に戻る。昼食。山友さんが何時もながらの重いザックに、さらに豚汁まで背負ってきてサービス。何処にそんなパワーがあるのだろうか。温かくて、美味しかったです。ご馳走様でした。
12時18分下山に就いて、下り始めると北風を受ける所に霧氷が観られる。
12時42分、仁田峠に下れば、気温はマイナス1.5度。朝と違って風も無いので暖かい。
下りになれば疲れも忘れ、ひたすら下って池の原に13時6分着く。朝は3台ほどだったが、県外車も見られるほど半分近く埋まっている。霧氷が観られた良い山歩が出来た。