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登山と車旅

車旅 2022.09.16 雌阿寒岳 足寄から弟子屈へ

2022年9月16日、金曜日、曇。6時30分に足寄を出発、雌阿寒岳の登山口雌阿寒温泉に向かう。阿寒湖温泉の手前に雌阿寒温泉がある。標高を上げるにしたがいフロントガラスに雨粒が付くようになる。

道々、雌阿寒岳(左)と阿寒富士のビューポイントがある。
7時30分に雌阿寒温泉に着く。今はたった一軒の宿があるだけだ。
既に10名を超える登山者が登っていそうだ。

駐車場で朝飯を食べて、8時20分登山口を出発。登山者と挨拶をすると、ポツポツ来ているので、雨にならなければいいねと。

既に登っている人が居るから、熊の出没はないだろう。

登山口辺りはアカエゾマツの林なのだそうだ。緩やかに登って行くと根の張った道になって来る。
一,二合目の標識が有ったかどうかも分からず、8時53分三合目に着いた。
三合目を過ぎると、マツ林から自然林との混交林になる。上が開けて明るい
足元にはシャクナゲですかね。来年の咲く準備をしている。
三合目から10分も歩かないうちにハイマツ帯になる。
9時7分、四合目の手前で涸れ沢を渡ると、いよいよ急な上り坂になる。
一方、振り返り見下ろせば何処までも続く原野ばかりだ。
9時21分五合目に着く。
この辺りまで登るとオンネトーが見えるようになる。右中央の緑が薄い辺りを走って来たのだろうか。
五合目を過ぎると登山道は溶岩道になる。
六合目を過ぎると、登山道はザレ道になって来た。

9時44分、七合目で火口から500m圏内の注意標識。ヘルメットは車に置いてきた。
ハイマツの背丈が短くなって来て、まだまだザレの道が続く。
七合目と八合目の間に、一息つくのにちょうどいい平坦部が出てくる。これから先はハイマツが疎らになる。
9時53分、八合目に着いて、

見下ろすと、登山口の雌阿寒温泉(岩の右上の白い所)も見えるようになる。雨のポツリポツリが増してきて、足元の石に雨粒マークが増えるのが分かる。
登る斜面にもう草木は無い。一方大きな石が目立つようになる。冷たい風が当たるようになって来た。これで雨でも来たら堪らん。
9時6分火口縁の九合目に着くと下山する人から、天気が何とか持ちましたねの挨拶。下る人はいいよね、まだ吾輩は登るのだけど。
火口縁に出たけどまだ登りは続き、道も今までより荒々しい。ロープに近づかぬよう、極力左へと。
恐る恐る縁の右下、火口の底を覗くと、赤沼が見える。噴出音もここまで届く。
進むにつれ左前方に阿寒湖と雄阿寒岳が見えるようになる。
もう頂上が見えるのではと登るが、なかなか見えない。
火口縁に着いてから10分弱登って、10時15分山頂に着く。火口縁の恐怖に気を取られ、いつの間にか雨粒は落ちてこない。
曇り空だが展望良好。北東に阿寒湖と雄阿寒岳。目の前は地獄絵のようだ。
南に火口を間に阿寒富士だ。
出発時は天候が崩れると思っていたからピストンのつもりで登ったが、ピストンではもったいないので、オンネトー側に下ることに予定変更。山頂に2,3分留まっただけで、往路を戻らずそのまま火口縁(お鉢)を進む。
直ぐに、阿寒湖へ下る道を左に分ける。阿寒湖への道は踏み跡から地獄絵地帯の縁を歩くのだ。
お鉢を進むと、右下に青沼が見えて来た。
青沼の横まで来て覗くと、その先の噴煙を上げる所がパックリ口を開いていて、硫黄がびっしり。早く下ろう。
9合目まで下ると、斜面がザレていてよく滑るので、ゆっくりにしか下れない。

10時34分、転ばずに阿寒富士との分岐8合目に着く。
時間も早いので、十分阿寒富士に登る余裕はあるが、軽石のジグザグ斜面と今にも落石を起こしそうな山肌を見ると気後れする。かつて登った時にはビクビクとキツイ登りの記憶がある。やはりキツイから止めよう。目を凝らしてみると1人登っている。

8合目からもザレた登山道が続くが、傾斜が緩い分滑ることは無い。
7合目を過ぎるとハイマツも多くなり、花々を見るようになる。オンネトーに下って正解。
10時57分6合目を過ぎるとハイマツ帯からマツの林に変わると同時にザレも終わる。
11時10分5合目まで下ると、
苔むす林が美しい。
登山道の方は、木の根が張ったところは落差が大きいから大変。

一方、道々キノコを見るようになる。笠の大きさが10㎝ぐらいのものや、
1,2㎝の小さなものと、沢山見かける。
これなどチョコにあるような形で美味しそうだな。
赤い実の草や、苔みたいなものまでと、目を楽しませてくれる。
2合目を過ぎてしばらく下ると、傾斜も緩やかになる。
そして10時57分1合目に着き、
2,3分で細い水の流れを渡り、
さらに2分も歩くと、車の走った跡が見られる広い道に出る。

登山口までの草むらには、真珠のような実を付けた植物が群生している。何でしょうね。
12時9分野営場のあるオンネトー登山口に下山する。
ここからはオンネトーの西側の車道を歩いて、雌阿寒岳を眺めながら温泉登山口へ戻ろう。
と考えたが、下ってくる1時間ほどの間に、見ての通り雌阿寒岳(左)、阿寒富士共に雲に覆われてしまった。いいタイミングで下山したと喜ぶべきか。
雲がかかっていなければこんな風に見えるのだ(2019年9月)。
13時6分駐車場に戻り温泉へ。

今日の行程、
雌阿寒温泉駐車場8:17-雌阿寒温泉登山口8:20-8:53三合目-9:11四合目-9:21五合目-9:36六合目-9:44七合目-9:53八合目-10:06九合目-10:15雌阿寒岳-10:27 9合目-10:34 8合目-10:46 7合目-10:57 6合目-11:10 5合目-11:26 4合目-11:37 3合目-11:46 2合目-11:57 1合目-12:09オンネトー登山口-13:06雌阿寒温泉

駐車場の隣の雌阿寒温泉の野中温泉へ。数年前までは右の建物が野中温泉で、吾輩の記憶では左は別館であったと記憶している。値段も250円と安かったが、こちらは400円だ。
お風呂は男女別で源泉掛け流しで他は桶と腰掛だけで他は何もない。露天風呂もある。
2018年を見ると、右の建物が野中温泉で、風呂も似ているが素朴で、露天風呂なし。250円と安かったのだけどな~。2軒が1軒になってしまったのは残念だ。

汗を流した後は、弟子屈の道の駅に向かう。着く頃には雨も降りだす。

夕食は、山に登った後はやはり汁物の麺類がいい。

明日は雨のようだが、別海の産業祭に行く予定だ。祭は雨天決行となっていたのでどうなるやら。
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