見出し画像

登山と車旅

佐賀の山 2024.09.16 天山上宮登山口から天山・彦岳ピストン

2024年9月16日、月曜日、晴。早朝から蒸し暑く30度超え。今日は近くて遠い花の山天山へ、おそらく30年振りだろう。天山だけなら少し短すぎるので天山・彦岳のピストン。七曲峠から東西の山のピストンも考えたが天山上宮は外せないと思いこれにした。

8時少し前に登山口駐車場に着く。昨晩の天気予報では曇であったが晴れてしまった。

雲仙(左)から多良山系の山並が一望だ。

眼下に広がる佐賀平野と有明海。佐賀市は左側。
8時8分出発。
花の山らしく直ぐにサイヨウシャジン。
3分ほど階段道を登ると上宮鳥居。埋まってしまったのか鳥居は低い。登山道は右なので20mほど進むと、
左手小さな池があって鯉が泳いでいる。右手に東屋。山頂までは1.1㎞とある。
鳥居に戻って、10mほどで次の鳥居をくぐった先に上宮の祠。


参拝後、祠の裏を回って登山道へ合流して、土留の階段道を登り始める。
登山道脇にはシギンカラマツ?

や白い花が目立つ。
10分ほど登ると視界が開け、天山山頂が望める。
そしてすぐに林に入ると、8時30分あめ山分岐。
5分も歩くと林を抜け登りが始まる。
さらに5分も歩くと山頂まで400mの標識。
振り返ればあめ山。
8時48分広々とした天山山頂へ着く。まだ陽ざしも強くんなく晴天の下360度の眺望を満喫。

北の雷山方向。羽金山は電波塔が光を放つのですぐ分かる。
北西方向(玄界灘)に浮嶽(右端)、作礼山(左端)
西方向、目の前にあめ山、延長線上に川棚虚空蔵山。右中の黒い山塊が八幡岳、電波塔が並ぶので分かりやすい。

南に雲仙、有明海。
展望を楽しんで、8時57分平坦な山頂部を七曲峠へ。
下り始めると直ぐにマツムシソウが群生。
サイヨウシャジンも負けずに点々と。他の花は見られず少し時期が早すぎたか。
山頂部の緩やかな下りは、少し日も陰り心地よい。
この白い花は何ですかね。
天山まで600mの標識を見て、
直ぐに左に踏み跡。GPSを確認すれば十数m先の小高い所が東ノ峰のようだ。
9時12分東ノ峰、後方天山。GPSを確認しなければ見過ごしてしまうだろう。
東ノ峰から数分ほど下ると笹原になる。刈り倒された笹が青々している。すると先で下草刈りをしている。炎天下ありがとうございます。前方に見える山が彦岳かな。まだ遠いね。
1.1㎞の道標を過ぎると、下り坂になる。
9時36分1.6㎞を、
10時2.6㎞を通過。いつの間にか林床の笹原は終わった。
道は緩やかな下りになる。
七曲峠へ近づくと道脇にランの葉らしきものを見る。登り返しの時に下りでも出会った人が春蘭ではと教えてくれた。

10時20分、3.6㎞の道標を見て、
彦岳方向へ下ると、直ぐに七曲峠の車道に10時22分降りる。

車道斜め左反対側に彦岳の登り口が見える。
あまり登る人も居ないのか少し藪ってますね。

直ぐにツリフネソウが目に入る。
草が登山道を覆っていて足元が見えない。
数分も登ると、藪は終わり足元が見える登山道になる。
こちらの道脇にもランの葉らしきものが結構見られる。見た目コケイランの葉のようだが。先ほども書いたが天山の登り返し時春蘭と教えてもらった。
何も無い道脇に時々鮮やかな色で咲くのはゲンノショウコか。他にはツユクサばかり。
峠から30分ほど、小さな登降を3,4回繰り返して、10時58分P821のピークに着く。標識は何もない。
ピークから笹の道を歩いて、5分ほどで
11時2分岩場の前に出る。朽ちた標識で何と書いてあるか判読できない。ここが屏風岩か。登れそうもないので右を巻と、直ぐに左に登り上がる道。
登り上がると、右手に岩場。
1人がやっと立てるようなトンガリ岩の上に登ると、
眼下に佐賀平野だ。
ここから3、4分歩いたところが地形図の屏風岩となっているが、岩場は右手下だが樹木が茂る急斜面で岩は確認できない。

ここから鞍部に下って、15分ほど登り返すと、
樹木に覆われて展望のない彦岳山頂に11時30分着く。昼食。
この先も東の白坂峠へと道は続いているようだが、落葉の道は踏まれた様子もなくあまり歩かれていないようだ。
11時50分天山への戻りに就く。往路を辿るだけだ。12時37分七曲峠へ着く。林から炎天下に出ると強烈な暑さだ。
土留めの階段道を3分ほど登り上がると、天山まで3.6㎞の道標。
2.6㎞の道標までは緩やかな登りだったから苦にもならずに着いた。
13時4分2.6㎞の道標を過ぎると、
天山への登り坂が始まる。下草刈りはこの辺りまで下って来ていた。ゴロゴロと遠雷が鳴る。こうも暑いと雨が降ってほしい。が、稜線上での雷は遠慮したい。
13時36分1.6㎞地点へ着く。ここを過ぎると林を抜け、陽射が頭を直撃だ。
振り返れば彦岳が遠くになった。1.1㎞地点までの500mの登りが最もキツイ。わずかの日蔭が有難い。もうヘロヘロでカメの歩きになるが、陽射しがきつく顔から汗がしたたり落ちる。目に入り痛い。下山後知ったが、この日佐賀市は37.4度と9月の最高気温を記録したと。高所とは云え炎天下の気温は推して知るべし。
1.1㎞手前で、ようやく登りが緩やかになり、
14時1.1㎞地点に着く。
向かう天山方向は、黒い雲で覆われて来た。
往く時には気付かなかったツルリンドウだ。ゆっくりになる登りは花も目に入り易い。
東ノ峰分岐を過ぎて直ぐに山頂まで600mの道標を14時14分見る。
山頂が見えるようになると共に、黒雲が頭上近くまで迫って来た。雨はまだ落ちてこない。
山頂まで100m。もうヘロヘロだ。
14時25分天山山頂に戻って来た。雨は今にも降りそうだが雨粒も落ちてこない。依然小さなゴロゴロなので、しばし休憩。
10分ほど休んだのちあめ山へ。
14時47分あめ山分岐。山頂まで300mだ。
出足こそ踏み跡が見えたが、
直ぐに草に覆われ足元は見えない。
道脇には黄色の花と涸れた花?が。

分岐から10分弱で左に露岩。
振り返れば、天山は雲に覆われ雨が降っているようだ。わずかの距離でこちらは日が差す。

14時58分あめ山。
天山を覆っていた雨雲は僅かの間であった。

八幡岳、

作礼山の眺めが良い山だ。
山頂からは往路を戻らず林道へと下る道を取るが、出足はススキの原に分け入るようなものだ。ほとんど歩かれていないのであろう。急坂の隠れた足元には、朽ちた土留の木段があり、躓きはしないかとヒヤヒヤ。
5分ほどで足元が見えない急坂を抜け、笹の急坂になる。

そして右手が植林の下りへとなり、

15時12分舗装林道へ出た。
林道を400mほど緩やかに下り、登山口駐車場へ15時20分無事下山。

雷さんは頭上でゴロゴロと激しく鳴り、黒い雲が覆うが雨粒は落ちず。佐賀市方向は真っ黒な雲に覆われて、雨が降っているように見えるがさて。暑さでヘロヘロになったが、天山・彦岳のピストンで上宮登山口と七曲峠登山口からの上り下りを経験できた。機会があれば天山から白坂峠への縦走もしたいな。

今日の行程、
上宮登山口・駐車場8:08-8:48天山8:57-9:12東ノ峰-10:22七曲峠-11:02展望岩(屏風岩)-11:30彦岳(昼食)11:50-12:37七曲峠-14:25天山14:37-14:58あめ山ー15:12林道-15:20駐車場


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る