2022年4月15日、金曜日、曇(下界は晴)。雲仙のミツバツツジを観に行くかそれとも五家原岳の山シャクヤクを観に行くかで迷う一方、朝から雲仙も五家原岳も雲がかかっていたので愚図愚図していたら、11時近くになってしまったから歩く時間が少ない山シャクヤクにした。これが結果としてよかったのだ。
水神駐車場上の路肩に車を止め出発したのは12時35分。
おたちね観音の所でお花畑から戻って来た人に訊くと、山シャクヤクは満開だとの応え。え~火曜日は固い蕾だったのに。たった三日間で満開!はやる気持ちを抑えて急がず慌てずそれでも慌てて、山シャクヤクのお花畑に着いたのが13時15分。本当に本当に満開だ。昨日(木曜日)の雨で散ったのもある。
写真を撮りまくる。山シャクヤクは可憐で気品があり、騒がしくないのが実にいい。
まだ蕾のものもあるが、白が差さない蕾はほとんど見られなかった。ここ2,3日が見頃かな。
昨日の雨で散ったのかな。今日は山シャクヤクにして正解だった。
折角山に入ったのだから、これで戻るのはもったいない。おたちね観音からおたちね尾根(吾輩の勝手な呼称)を登って五家原岳まで行ってみよう。
途中まで戻ったところで、沢を登ってショートカットでおたちね尾根の途中に出よう。13時51分登山道を外れ沢に入る。沢を登って行くうちに、このまま沢を登ってもいいんじゃないと、気が変わる。まったく気まぐれだ。
登ること20分強。なんでこんなところに自動車のタイヤがあるの?作業道がこの辺りにあったのかな?五家原岳の電波塔辺りから落ちてきた?沢も荒れてきたから東側(山に向かって左手)の尾根風な所に移ろう。
徐々に傾斜が厳しくなってくる。
右手にガレた沢を見ながら尾根風な所を登る。勾配も急なので木々に掴まりながら登る。
木が混んできたが、人が歩く分には十分スペースがある。
14時28分目の前に岩場が現れた。右しか巻けそうにないから取敢えず岩場の右へ。ガスが湧いて来た。
右を巻けそうだ。
目の前に尾根らしきものが見えてきたぞ。
岩場の頭が見えてきたぞ。
14時35分岩場に立つが、ガスで何も見えない。
反転して五家原岳へ向かう。
今までとは変わり、ほどほどの勾配で、安心して歩ける林になった。
左手この林の先が恐らくおたちね尾根と思う。
おたちね尾根には移らずそのまま数分も登ると目の前に露岩が現れた。
突き当たって左に進む。
もう高いところは無くなって来たぞ。
安心したとたん花が目に入る様になる。何の花?
間もなくガードレールのようなものが見えてきて、電波塔のための舗装道に出た。
14時54分電波塔跡地で道路は行き止まり。地形図では電波塔があるのでガスって見えないのかと思っていたら、解体されてしまっていた。
辺りには一瞬マンサクかと思うほど鮮やかな黄色い花の木が。その正体はこの花だ。
跡地から稜線を進めば近道だが、ここは安全策で道路を下る。
大きく右カーブするところで、ガードブロックの上に石が積んである。おそらくおたちね尾根の下り口(取付き)の目印だろうか?この尾根は次の機会に持ち越しだ。
この先は舗装道の歩きなので、五家原岳をパスしようかと思ったが、五家原岳を目指して登ったのだからと、15時12分頂上を踏む。ガスって眺望無し。
戻りはおたちね観音の手前から水神池に下ろう。戻る途中にはこんな花が咲いていた。
これは吾輩でも分かるミツバツツジ。
ショウジョウバカマはもう終わっていた。
15時55分車に戻る。重ね重ね今日は山シャクを選んでよかったと思った。