2022年4月13日、水曜日、晴。
4月2,3日とテン泊で多良山系を周回した際、同じくテン泊で歩いていた人と3日再会した時、萱瀬ダムからの尾根を登ったと云うので、軌跡を確認すればなるほどとうなずける。三角点457.0を経て標高点534に登り上がるルートだ。尾根探索と三角点訪問にはまっているので早速出向く。
(赤点線はすでに歩いたルート)
黒木に向かう途中何時も右手に眺めるとんがり山は登れるのかな?と思っていた。目の前に見えるのがダムからの尾根ルートで最初のピーク、370だ。
9時50分出発。ダムから眺めると、取付辺りに公園が見える。
ダムを渡り終えると右に降りられそうだ。
階段が下に続いているが、踊り場の先に山道らしき踏み跡が確認できる。踊り場から階段を降りずに真直ぐ踏み跡に入る。
1分ほど登ると目の前に構造物の跡が見られる。左側が尾根だ。
登る尾根には境界標の石柱が見られる。この尾根は何かの境界尾根か?ここから尾根登り開始、9時57分。
登る尾根には所々黄色い柱が見られる。
数分登る間に、左に基礎のような構造物を見た。何だろうか?ダムを造った時の何かの基礎かな?
急勾配の斜面を登って行くと10時8分岩場が立ちはだかる。登って越せるようには思えないから左を巻く。
岩に沿って登って行くと、左からも岩が迫り岩の間を登るようになる。急傾斜で落葉で滑る。
岩を抜けるとピークが見えてきた。左からピークに登ると、
10時17分樹木が茂る370ピークだ。ダム駐車場から見たとんがり山だ。
370ピークから歩く方向が南東に変わるので、歩く尾根を確認して進む。
ピークから、今までより歩き易い尾根をわずか下り、
岩を登り返して、
平坦になると、木々の間左下に萱瀬ダムが見える。
ミツバツツジも見られる。
下りになったところで黒いテープを見る。テープはダム側の左にも見られるので、ダム側から道があるのかな?
程よく痩せた尾根は道を外すことも、藪漕ぎになることもなく、緩やかに登るので歩き易い。
急坂をわずか登り上がると406高地に10時36分着く。
ここでまた進む方向が東へと変わるので、進む方向を確認する。南西に延びる尾根があるから注意だ。
ピークから数mの急坂を下り、登り返したところでGPSを確認すると、406の手前で東に進んだようになっている。406の印を間違えて付けたかと思い406に再度戻り、GPS片手に歩き回る。間違えていないことを確認して戻る。ここで20分ほどうろついた。
少し急な斜面を下り、岩の上に登り返すと、その先が3mほど切れ落ちている。何とか立木の助けを借りて下る。
登り返して、11時6分小ピークに出る。
小ピークから無難な尾根を歩いて、
11時20分三角点457.0(4等、北ノ川内)に着く。ここで会の山仲間に会う。
三角点北側10mの所が視界が開けた展望所になっている。鳥甲山(右)と摩利支天の頭が望める。
経ヶ岳ももちろん望める。
展望所は足元が切れ落ちているので気を付けて!
この急坂を登り上がれば、534は近いぞ。
534の手前は地形図で痩せ尾根となっているが、立木があるから安心して歩ける。
11時56分534に着いて一休みして、鳥甲山側に150mほど歩いて、534東側北尾根が歩けそうなのを確認して昼食。
出足は灌木が見られたが、下り始めるとこちらも歩き易い尾根だ。こんな感じで下れることを願うばかりだ。
林道を横切る手前で右手に北尾根を眺める。
12時35分林道上まで下る。さて何処から林道に下ろうか。
ガレた斜面だが木に掴まりながら下りられそうだ。
林道下の尾根も歩き易い。
林道から20分弱下った12時53分ついに尾根は不明になり植林へ突入。
5分弱も下ると木々の間に車道らしきものが見え隠れする。
さらに1分ほどで車道を見る。
12時59分、目の前に黒木小学校下のゲートボール場公園だ。
出てきたところを振り返ると、吾輩は左側から来たのだが、右側にしっかりした踏み跡があった。植林に入った上のほうから左に下る道があったのかも。
ダムを眺めながらぶらぶら歩いて駐車場に13時35分もどる。1日で初めての尾根2つも歩いてしまった。ラッキー!
時間もあるから郡岳側からダムに下る谷を歩いてみよう。ダム対岸から見た谷の眺めだ。
国道の橋の横から谷に下りる。ピンクリボンに従い登る。
左岸を登ると右手に堰堤が見える。堰堤を右に巻くように左岸を登る。
登り上がったところは右上から土石流の痕があるガレ場だ。ピンクリボンはこのためか。
ガレ場を越えて13時48分沢に入る。
僅かな水の流れがある。最初は沢を登っていたが苔で滑って危ないから左岸に上がって、左下に沢を見るように登る。
勿論登山道がある訳でないから歩き易いところを選んで歩く。
14時4分目印となるような大きな岩屋の前に出る。幅10m、高さ5mほどありそうだ。
荒れた所もあるから簡単には進めない。
暫くすると沢に沿って歩いているのだが進むべき方向から北にずれてくる。
回りを眺めると沢が分かれている。沢を登る時は分岐するから注意なのだ。
南側の沢の左岸側に移動して登ると、14時20分炭窯跡に出合う。この手前でも2,3の炭窯跡を見た。
さらに登り続けると崩落した痕のようなところの登りになる。足元が柔らかく登りづらいが何とかクリヤー。
14時36分沢を登り上がり踏み跡のはっきりした山道に出て、その先に車道が見える。
ここで戻っても良いのだが、この近くに三角点473.5があるので折角だから寄り道だ。広い山道を歩いて、
途中から植林に入り、
植林の中に三角点473.5(4等、大谷)を見つける、14時52分。
三角点を西に進み車道に出て沢への下り口へ。手前のガードレール端から林に入る。
先ほど登り上がったところを目指して山道を歩くと、15時7分一ヶ所だけに白いテープがある。
谷側を覗くと道とも取れる踏み跡が。登ってくるときも道などなかったのだから先ずは下ってみよう。
2,3分ほど下ると踏み跡は無くなりザレた沢下りに入る。下って行くと崩落痕に出て、炭窯跡、岩屋とほぼ同じルートを辿れ、
15時44分橋下まで無事戻って来た。
15時48分ダム駐車場に戻る。沢歩きは尾根と比べると大変だ。テン泊の人はテン泊荷物を背負ってこの沢を下り、急勾配の尾根を登り返したのだから大したもんだ。今回はテープ印などのうっとおしいものが無くてよかった。
沢ルートではこんな花が観られました。
これってエビネかな?
今日の行程、
ダム駐車場9:50-9:57取付き-10:17ピーク370 10:24-10:36ピーク406 10:56-11:20三角点457 11:29-11:56ピーク534 12:09-12:12尾根下り口(昼食)12:20-12:35林道-12:59ダム南側車道-13:35ダム駐車場
ダム駐車場13:35-14:04岩屋-14:22炭焼窯跡-14:36沢上の山道-14:52三角点-15:07白いテープー15:48ダム駐車場