登山と車旅

雲仙 2018.06.13 九千部岳 東側尾根


昨日、6月13日の所属会の定例登山の下山時、
断念した尾根ルートが頭から離れない。
今日を逃したら天候も期待できない。今日は、ルートが分かりやすい下から登る。
自宅を10時30分に出て田代原入口に11時20分に着く。

この尾根の名がわからず、ここでは九千部岳の東にあるから東側尾根と呼ぶ。
カシミールと国土地理院地形図によるルート図を示す。



田代原牧場周回コースの東側入口が登山口だ。11時30分出発。



周回コースの道標から左の尾根に分け入る。
出足は樹林が荒れているので分かりづらいが、
よく見ると赤いテープがあるのでこれを目印に進めばよい。



地面は落ち葉に覆われているので踏み跡が分かりづらい。



でも、色褪せた赤と黄色のテープが多数あるので安心だ。



おそらく尾根を登り詰めるルートと思うので、尾根を外さぬように地形をよく見ながら注意深く進む。尾根東側は地形図を見れば崖だ。

登り始めて50分、まだまだ地表を覆う樹木は少なく歩きやすい。



でも、樹木が行く手を遮ると、目印のテープを見失い、探すのにうろつく。



傾斜が徐々にきつくなる。



標高が900mを越えると岩が多くなる。



ピーク近くなると岩の隙間をぬって進む。



ついにピークか?もう高いところはない。
どっちに進むの?もう目印はない。



コンパスで方向を確認して稜線を少し進むと、展望がえられそうな岩の前に出る。
この少しが、灌木が生い茂っていて大変だ。藪漕ぎだ。スネは擦り傷だらけ。
13時5分、岩の上に立つと、ここがピーク(927m)であることが確認できた。
眺めは良い。ほっとしたのもつかの間で、ここを進むのかよ。



南東に吹越への車道。



西に九千部岳。



ネジキが抜きんでていた。



ここから先は、この灌木を進むことにだ集中だ。
目印は全く無いといってよい。あっても葉で隠れて目につかないだろう。
牛首のような稜線をコンパスと、わずかな木々の隙間を見つけてすすむ。
進まなければ戻るしかない。

格闘すること2,30分。標高900m地点で、急な下り斜面のなかに、一筋の獣の道のような踏み跡と、目印のテープを見つける。13時30分ヤッター!!



いっきに下る。目印のテープもはっきりしてきた。



平坦になると、時々テープがなくなるが、地形と踏み跡から迷うことはない。



鞍部から登り返して13時50分ピーク(914m)に出る。
そこは昨日断念したピークだ。



ピークから今登ってきたところを見やれば、
下れるようには見えないし、目印もない。



九千部岳の登山道に13時55分出合う。2時間半かかった。東側尾根手強し。



ここで遅い昼食だ。水もほとんど口にしていなかった。



下山時のアジサイがきれいであった。



今考えると、標高900mを越えると、やせ尾根となるので、目印はないのであろう。単独行のときの目印テープは心強い友である。
目印に頼るようではまだまだ修行が足りない。喝だー!!

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