2002年7月27日、晴。ニッコウキスゲを見ようと至仏山に登る。6月は自然保護のためか入山禁止だ。梅雨明けを待ってツアーの空に上手く潜り込む。26日夜横浜発。翌27日早朝4時40分に鳩待峠に着く。
ルートは鳩待峠からオヤマ沢田代を経て至仏山に、往路を笠ヶ岳分岐まで戻りニッコウキスゲの咲く笠ヶ岳、往路を鳩待峠に下る約7時間の行程だ。
4時50分、鳩待峠至仏山登山口を出発。
オヤマ沢田代に向かう登山道は花が豊富だ。
ギンリョウソウ
ベニドウダン
ヤマユリ?
ゴゼンタチバナ
6時湿原のオヤマ沢田代に着き、朝食を取り、小至仏山への緩やかな登りを進む。
小至仏山の頂近くまで登り、オヤマ沢田代を見下ろす。
6時45分小至仏山に着く。
眼下に広がる尾瀬ヶ原は霞んでいる。燧ケ岳も同様だ。
小至仏山から至仏山への登りも緩やかだ。
さしたる苦労もなく至仏山に7時25分着く。
山頂は360度の大展望なのだが生憎の雲でこんな眺めだ。
北から右回りに見る。北の六日町の方を見ているのだが山の同定できない。
右に少し向いて平ヶ岳?
東に燧ヶ岳
南に左から戻り道の小至仏山、中央奥に上州武尊山、右にこれから登る笠ヶ岳。
小至仏山と至仏山の間の稜線はお花畑とガイド本にはあるが、見たのはタカネナデシコのみ。
時期的にもう遅いのかな。
8時50分笠ヶ岳分岐に戻り、次の小笠、笠ヶ岳(左)に向かう。
小笠を過ぎて笠ヶ岳に進むにつれ、キンコウカやニッコウキスゲのお花畑となる。
笠ヶ岳の山肌はニッコウキスゲの群落で黄色に染まる。
笠ヶ岳への道標(標識がなければ通り過ぎてしまいかねない)を見て、登山道を鋭角に戻り返すように目の前の山頂に進み、
10時25分笠ヶ岳山頂に立つ。至仏山、小至仏山に比べると格差を感じさせる標識だ。笠よ!決してお花畑では負けていないぞ!
山頂からは、北に至仏山、小至仏山、オヤマ沢田代が展望できる。
南眼下には片藤沼が俯瞰できる。
時間に余裕があるから、訪問客も少ない山頂でゆっくり昼食をとり、往路を鳩待峠に下り13時35分下山。
至仏山、笠ヶ岳の行程、
鳩待峠4:50-6:00オヤマ沢田代6:15-6:45小至仏山-7:25至仏山7:40-8:20小至仏山8:30-8:50オヤマ沢田代(笠ヶ岳分岐)-9:40小笠-10:25笠ヶ岳11:00-11:35小笠-12:35笠分岐-13:35鳩待峠