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登山と車旅

多良山系 2022.03.10 河川公園から502を経て摩利支天宮へ

2022年3月10日、木曜日、晴。鳥甲北尾根に行く林道途中で、これを登れば摩利支天宮だと考えていた尾根を登る。岩屋側から眺めると摩利支天に向かって延びる中央の尾根(5尾根:勝手な呼称)だ。


9時15分郡川河川公園を出発。橋を渡って真直ぐに進み鎖のかかる林道に入る。


10分ほど歩くと左山側が崩落している。昨年の大雨の影響だろうか。一昨年より崩落が拡大している。左上要注意だ。
3,4分も歩くと左に大きくカーブすると白いガードレールが現れ、左側に電波塔がある。9時30分、ここから5尾根に取付く。ワクワクして来ると共に、大きな岩場のないことを祈る。

尾根道はやや急勾配だが登るのに支障はない。
9時45分数mの高さの岩場の下に出る。傾斜もそうないから何とか登れるだろうと岩に取付く。少し登ったところで斜め右の岩に手を掛けたら、斜面から抜けゴロっと転がり落ちる。一人で良かった。で少し左に移動して何とか登り上がる。(教訓:脆そうな斜面の頭上の石は掴むな)
視界の効かない尾根だが、しばらく歩くと左手木々の間に経ヶ岳が見える。

岩場を過ぎてから石が転がる痩せ尾根だが歩くのに全く支障はない。
一方で痩せ尾根だから辿るのも容易だ。
10時10分小ピークの502地点に着く。
進む方向には岩が。左右どちらを巻くのも厄介そうだ。展望が良さそうなので先ずは登ってから考えよう。
岩の上に立つと、3mほどの高さで下れそうだ。その先に岩尾根が続く。
岩を下ったところから、右手に鳥甲山と北尾根が良く望める。希少な視界が広がる地点だ。
岩尾根が20m弱ほど続き、切れ落ちているが、安心して歩ける幅があり難所ではない。
ここを通過すると、摩利支天に延びる西尾根に向かって登りになる。
地形図で思い浮かべたほど急ではなく10分弱の登りで尾根が見えた。ここの登りで黄色いテープが現れ始めた。
10時26分踊り場風の所で西尾根に合流。
摩利支天に向かう尾根は今までより緩やかそうな登りだ。
西尾根の下る方向はと見れば、こちらも優しそうな尾根の様に見える。公園から西尾根を登る選択肢は全く考えていなかった。下山してから取付きがあるか探ってみよう。
西尾根を登り始めて間もなく黄色いテープが現れる。痩せ尾根だから尾根を外すことはない。石の道が時々現れるが歩き易い尾根だ。
岩場にも出合わず30分ほど登った10時57分、尾根から左手に分かれる踏み跡らしきものが現れる。岩壁を巻く道があると思っているからそう見えたのか。それとも中尾根、東尾根を結ぶ鉢巻き道か?

目指すは岩壁下だから惑わされず真直ぐに尾根を登る。この辺りからやや急勾配となる。
10分ほど登ると、11時7分ついに岸壁下に出る。高さ10mほどの垂直に近い岩溝を登ればブッシュにたどり着いて、木に掴まりながら登れそうに思うが、
こんな所を登る技量は吾輩には無いのと勇気もないので、岩壁に沿って左に巻く。ブッシュの先はどうなっているやら。
ここなどどうあがいても登れそうもない。
岸壁基部を巻きながら、長く感じたが10分ほど回り込むと、
岸壁が切れようやく上に登る急斜面が現れる。
獣道、雨の通り道と思えるところを選んでジグザグに登ると、左手に尾根らしきものが見え、奇麗な道筋が現れる。登ること数分。
11時28分摩利支天宮への登山道に出る。
1分ほど歩いて11時29分摩利支天宮に着く。
祠にお参りするために進む斜面から見下ろす岩壁上部は急斜面の茂みだ。岩壁とこの茂みの間はさてどうなっているのか?
摩利支天宮にお参りして無事登れた感謝を。少し早いが昼食。

戻りは、鳥甲山に登り南西尾根を下って大原越から河川公園に下ろう。
鳥甲山頂手前の展望所から眺める手前摩利支天と経ヶ岳。霞んでますね。
南西尾根を林道に下り、12時50分鳥甲山登山口に着く。

登山口の畑に深紅の蕾が。木の名は分らぬが一輪だけ開花。

ここから大原越は林道を進めば早いのだが、鳥甲山へ登り返すように植林を登り、稜線手前分岐から大原越へ下る道を取り、13時30分着く。

大原越から河川公園へ下る道に入り、以前から気になっていた地形図の旧道を歩いてみようと思い立つ。気まぐれ山行だ。

大原越から1,2分下った左手のそれらしいところから、谷を目指して下り始める。
出足こそ植林の踏み跡らしきところを下って行くが、徐々にガレた谷になって来る。地形図の道も谷筋の下りだ。
10分も下ると右手に道らしものが見える。13時42分、谷から出ると旧道の様だ。テープもありますね。本当は旧道の入り口があったのかな?
歩く人はほとんどいないので荒れているのだろうが道です。炭焼き窯の跡を所々で見る。多良の山道は炭焼きの人の道だったのでしょうね。沢沿いには必ず炭焼き窯跡を見るね。
13時46分枯れ沢を右岸から左岸に渡る。石積みの目印あり。
渡ってから数分も歩かないうちに、右手沢に水の流れを見るようになる。
間もなくして、13時54分モニュメント登ような大岩を見る。何かに似ていませんかね?
さらに沢沿いを1,2分下ると右手から水音が聞える。枝沢が流れ込んでいる。旧道は味わい深いね。なんで廃れたのかね?沢沿いは増水時危険?
枝沢を見てさらに2分ほど沢沿いを下ると、左岸から右岸へ渡渉。少しわかりずらかったが本当は十数m先が渡渉地点。
右岸に石積がありました。

渡渉から2分ほど下り、14時5分沢出合のすぐ手前で現在の登山道と合流。何度か歩いた道ですがこんな合流気付きませんでしたね。
一昨年の大雨で荒れた道をしばらく歩いて、
ヒバ群落のある植林に入り、ここの何処かから中尾根、東尾根を登るのだろうなと考えながら、

14時32分河川公園対岸駐車場に着く。西尾根の取付きは無いかと探るが明確な所はない。駐車場の左右どちらかの端から林に入るのだろな?
かじかはしを渡り14時38分下山。

今日は新しいルートを2つも歩いた。大原越からの旧道はいいね。

今日の行程、
駐車場9:15-9:30尾根取付き-9:45岩場-10:10502地点10:17-10:26西尾根合流-11:07岩壁下-11:20巻き終了-11:29摩利支天宮(昼食)11:52-12:16鳥甲山-12:34林道-12:50鳥甲山登山口12:56-13:17分岐-12:30大原越-(旧道)-14:05沢出合-14:32駐車場

余談:NHK特集で秋田県阿仁のマタギの番組があった。80を超えてなお雪山を歩く姿に感動と憧れだ。阿仁の道の駅は何度か泊まったが山中の寒村の中だ。ここに泊って近くの森吉山に2017年登った。なだらかないい山だ。マタギにはなれないが雪の時期にスノーシューで歩いてみたいね。

最近大村湾をカヤックかカヌーで回ったらいいだろうなと思い、カヌー教室を探したが近くにないね。船津の漁港にはどこかの高校のカヌーの艇庫があるのにね。
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